当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

毎年届く更新の案内を見て、『この保険料、高いのか安いのか分からない』と感じたことはありませんか。

事故の時に本当に使えるのか、車を売ったら保険はどうなるのか。気になるのに、後回しにしがちですよね。

結論から言うと、迷った時はまず「保険証券」を手元に置くのが近道です。等級・補償の中身・満期日の3つが分かれば、見直しも、乗り換えも、手放す時の手続きも順番に考えられます。

「自動車保険ナビ」は、今、車を持っていて自動車保険に入っている人に向けた情報サイトです。保険会社や公的機関の公式サイトではなく、公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が執筆しています。

自動車保険ナビはどんなサイト?

このサイトは、これから車を買う人より、「今、保険に入っている人」の困りごとに答えることを大事にしています。更新、等級、事故、乗り換え、そして車を手放す時まで、持っている間に出てくる疑問を順番に扱っています。

項目内容
サイト名自動車保険ナビ(自動車保険ナビ.com)
読んでほしい人普通車・軽自動車を持っていて、自動車保険に入っている人
情報のもと日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁・国民生活センターなどの公開情報
書いている人自動車保険ナビ編集部
書かないこと特定の保険会社・商品のおすすめ、根拠のない保険料の相場、創作した体験談
このサイトの読み方

特約の名前や補償の範囲、等級の扱いは、保険会社や契約によって違います。記事では一般的な仕組みを紹介し、最後はご自分の約款や保険会社で確かめる、という順番で書いています。

自動車保険の全体像は自動車保険とはから読むとつかみやすいですよ。手元の証券の読み方は自動車保険証券の見方で紹介しています。

自動車保険とは?補償の中身を早見表で

自動車保険は、法律で入ることが決まっている自賠責保険と、自分で選んで入る任意保険の2階建てです。

『自賠責に入っているなら、それで足りるのでは?』と思う方もいますよね。実は、自賠責は相手のケガや死亡だけが対象で、物の損害や自分の車の修理代は出ないんです。

困ること対応する主な補償くわしい記事
相手にケガをさせた自賠責保険+対人賠償責任保険対人賠償保険とは
相手の車や物を壊した対物賠償責任保険対物賠償保険とは
自分や同乗者がケガをした人身傷害保険・搭乗者傷害保険人身傷害保険とは
相手が保険に入っていなかった無保険車傷害保険無保険車傷害・自損事故傷害とは
自分の車が壊れた車両保険車両保険とは

自賠責の支払いには限度があり、被害者1名あたりケガ120万円、死亡3,000万円、常時介護が必要な後遺障害4,000万円などと決まっています。限度を超えた分を受け持つのが、任意保険の対人賠償なんです。

「無制限」の意味

対人・対物の保険金額を無制限にするのが一般的です。ただし「何でも払う」という意味ではなく、法律上の損害賠償の額までを限度なしで払う、という意味です。

2つの違いは自賠責保険と任意保険の違い、任意保険の中身は任意保険とはで紹介しています。特約の選び方は自動車保険の特約一覧をどうぞ。

保険料が決まる仕組み

『結局、相場はいくらなの?』と気になりますよね。ただ、保険料は車・運転する人・補償の組み合わせで大きく変わるので、このサイトでは平均額ではなく「決まる仕組み」で説明しています。

保険料の目安を作っているのは、損害保険料率算出機構の「参考純率」です。保険会社に使う義務はない参考の値で、実際の料率は保険会社ごとに違います。

保険料を左右するもの中身見るところ
用途・車種自家用の普通車・軽自動車など保険証券・車検証
型式別料率クラス車の型式ごとの事故の実績で決まるクラス保険証券のクラス欄
補償と保険金額対人・対物・人身傷害・車両などの組み合わせ保険証券の補償欄
年齢条件全年齢・21歳以上・26歳以上などの区分運転者年齢条件
等級事故の有無で毎年変わる1〜20の区分保険証券の等級欄
運転者の範囲限定なし・本人と配偶者に限るなど運転者限定の欄
保険料を、車のこと・運転する人のこと・補償の選び方・等級の4つに分けて見る図解

型式別料率クラスは、自家用の普通車・小型車が1〜17の17クラス、軽四輪乗用車が1〜7の7クラスです。毎年見直されるので、自分が事故を起こしていなくても保険料が上がることがあります。

「値上げ」のニュースの読み方

参考純率は2026年6月の届出で平均14.4%の引上げになりました。ただし、これは2027年1月以降に始まる契約を想定した参考の数字です。自分の保険料がいつ・どれだけ変わるかは、保険会社が決めます。

仕組みの全体は自動車保険の仕組み、高くなる理由は自動車保険が高い理由、車ごとの違いは料率クラスとはで紹介しています。

年齢と運転する人の決め方は年齢条件とはと運転者限定とは、値上げの背景は自動車保険の値上げはいつから?をどうぞ。

見積もり・入り方の流れ

初めて入る時も、更新で見直す時も、流れはほとんど同じです。ここが大事なところですが、保険料を比べる前に「補償をそろえる」ことを先にしておきましょう。

見積もりから契約までの順番
  1. 保険証券(初めてなら車検証と免許証)を手元に置く
  2. 運転する人の範囲と、いちばん若い人の年齢を確かめる
  3. 対人・対物・人身傷害・車両保険の中身を決める
  4. 同じ補償で、いくつかの保険会社の見積もりを取る
  5. 補償の始まる日と時刻を確かめて申し込む
証券を用意する、運転する人を確かめる、補償を決める、同じ条件で見積もる、始まる日を確かめて申し込む流れの図解

保険料を払う前の事故は、約款上、保険金が支払われないのが一般的です。納車日に間に合わせたい時は、早めに手続きを進めておくと安心ですよ。

手順は自動車保険の入り方と見積もりのやり方、条件のそろえ方は自動車保険の比較のしかたで紹介しています。初めての方は初めて自分の車に自動車保険をかける時の手順もどうぞ。

評判やランキングはどう見る?

『どこがいいの?』と聞きたくなりますよね。ただ、自動車保険は同じ会社でも、車や年齢、補償の付け方で保険料も中身も変わります。

このサイトでは特定の保険会社を勧めていません。ランキングや評判を見る時は、順位より先に次の点を確かめてみてください。

ランキング・評判を見る時のチェック
  • 比べている補償の中身がそろっているか
  • 自分と同じような条件(車・年齢・等級)の話か
  • 事故の時の連絡の受け方や、示談交渉の有無が書いてあるか
  • ロードサービスの中身を自分の契約で確かめたか

代理店で入るか、ネットで入るかは、募集の形の違いです。どちらが安いと決まっているわけではないので、同じ補償で見積もって比べるのがおすすめです。

見方は自動車保険ランキングの見方と自分に合う保険の決め方、入り方の違いはネット型自動車保険とはと代理店・ディーラーで入る自動車保険で紹介しています。

等級は保険料のいちばん大きな目安

等級は、前の年の事故の有無で翌年の保険料が変わる仕組みです。初めての契約は6等級から始まり、1年事故がなければ1等級上がります。

保険金を受け取る事故を起こすと、1件につき3等級下がります。盗難や台風などで車両保険を使った時は、1件につき1等級下がる扱いです。

等級無事故の割増引率(例)事故有の割増引率(例)
1等級108%割増区分なし
6等級(継続)13%割引区分なし
6等級(新規)3%割増区分なし
10等級46%割引19%割引
15等級53%割引28%割引
20等級63%割引51%割引

この表は、損害保険料率算出機構の参考純率(2021年改定)にもとづく例として日本損害保険協会が紹介している数字です。実際の割引率は保険会社や商品によって違います。

「事故有」の期間

3等級ダウンの事故のあとは、3年間「事故有」の低い割引率になります。3年間無事故なら、同じ等級でも無事故の割引率に戻ります。

例えばこんな場面です。小さな傷の修理で保険を使うか迷った時、「修理代」と「この先3年で増える保険料」を並べると判断しやすくなります。

仕組みは自動車保険の等級とは、全等級の表は等級別の割引率一覧、事故の影響は事故で等級はいくつ下がる?と1等級ダウン事故とはで紹介しています。

使うかどうかの考え方は保険を使う・使わないの計算、自分の等級の調べ方は自分の等級を確かめる方法をどうぞ。

車両保険は付ける?外す?

保険料の中でも大きいのが車両保険です。『古い車だし、外してもいいのかな』と迷う方も多いはずです。

車両保険には、補償の広い一般型と、補償を絞った限定型があります。限定型の名前や範囲は保険会社によって違うので、契約内容で確かめておきましょう。

考えること見るところくわしい記事
付けるかどうか修理費や買い替え費用を自分で払えるか車両保険は必要か?
型の選び方一般型か限定型か一般型とエコノミー型の違い
自己負担の額免責金額の設定免責金額とは
保険金額契約時の時価をもとにした協定保険価額車両保険金額の決め方
使えない場合故障・さび・地震など車両保険が使える場合・使えない場合
満額が出るとは限らない

保険金は協定保険価額が上限で、修理の時は免責金額が差し引かれることがあります。全損の時は免責金額を差し引かずに支払われる仕組みです。

全損になった時の考え方は車両保険で全損になったら?、自然災害は台風・雹・雪で車が壊れたらで紹介しています。

事故を起こした時の流れ

事故の直後は、頭が真っ白になりますよね。先に流れを知っておくだけで、落ち着いて動けます。

事故の直後にすること
  1. けが人を助け、道路の危険を防ぐ
  2. 小さな事故でも警察に届け出る
  3. 相手の氏名・連絡先と事故の状況を記録する
  4. 保険会社か代理店に連絡する
  5. その場で示談やお金の約束をしない

警察に届け出ないと、保険金の請求に使う交通事故証明書が出ません。相手に「警察は呼ばなくていいですよ」と言われても、「保険の手続きに必要なので届けますね」と伝えておきましょう。

もらい事故の時

自分の過失がゼロの事故では、自分の対人・対物賠償保険が使えないため、保険会社の示談交渉サービスも使えません。弁護士費用を補償する特約があれば、その特約で相談できることがあります。

流れは事故を起こした時の自動車保険の流れ、届け出は自損事故で警察を呼ばなかったら、もらい事故はもらい事故の時の自動車保険で紹介しています。

特約の使い道は弁護士費用特約は必要?、保険金の受け取りは保険金はいつ受け取れる?をどうぞ。

乗り換え・解約・更新で気をつけること

保険会社を変えても、等級は保険会社どうしの情報交換の仕組みで引き継がれます。事故で下がった等級も、乗り換えでリセットされるわけではありません。

ただ、満期日から一定の期間を過ぎても継続の手続きをしないと、新規契約の扱いになってしまいます。空白の期間を作らないことがいちばん大事なんです。

やりたいこと気をつけることくわしい記事
満期で乗り換える新しい契約の始まる日を満期日にそろえる自動車保険の乗り換え手順
途中で乗り換える解約日と新しい契約の始まる日を同じ日にする乗り換えのタイミング
更新する車・家族・使い方の変化を見直す自動車保険の更新手続き
途中で解約する残り期間分がすべて戻るとは限らない自動車保険の途中解約
満期が切れていたすぐに保険会社へ連絡する自動車保険が切れていたら?

途中解約で戻るお金は、保険会社が決めた計算方法で出されます。1年契約を6か月で解約しても、半分が戻るとは限りません。

等級の引継ぎは保険会社を変えても等級は引き継げる?、解約の手順は自動車保険の解約方法、戻るお金は解約返戻金はいくら戻る?で紹介しています。

車を手放す時の保険はどうする?

車を売る、廃車にする、しばらく乗らない。そんな時、保険をどうするかで等級の行方が変わります。

結論から言うと、次の車があるなら「車両入替」、しばらく車を持たないなら「中断証明書」、どちらも使えなければ「解約」と考えると分かりやすいですよ。

今の状況考えられる手続きくわしい記事
新しい車に乗り換える車両入替で今の契約を続ける車を買い替えたら自動車保険は?
売って、しばらく車を持たない解約して中断証明書をもらう車を売る時の中断証明書
廃車にする任意保険の解約と、自賠責の解約廃車にする時の自動車保険
古い車に乗り続けるか迷う保険料と修理費、車の値段を並べる古い車の自動車保険

中断証明書を使うと、一般的に7等級以上の等級を最長10年、次の契約に引き継げると説明されています。ただし条件や書類、手続きの期限は保険会社によって違うので、解約の前に確かめておきましょう。

手放す前に確かめること
  • 保険証券の等級と満期日
  • 次の車がいつ来るか(入替か中断か)
  • 自賠責の解約は保険会社の窓口で申し出た日になること
  • いくつかの店で出してもらった査定額

車を手放す方法は、次の車を買う店での下取りだけではありません。買取店に売る方法もあり、古い車や走行距離の多い車でも値段がつくことがあります。

いくつかの店の査定額を比べると、だいたいの相場が見えてきます。保険の選び方は車を売ったら自動車保険はどうする?、中断証明書の仕組みは中断証明書とはで紹介しています。

目的別に記事を探す

このサイトの記事をテーマ別に並べました。気になるところから読んでみてください。

等級のしくみ(29本)

車両保険(23本)

運転する人と年齢条件(17本)

乗り換え・解約・更新(15本)

補償と特約(14本)

車の買い替え・手放す時(12本)

保険料と相場(12本)

見積もり・選び方(10本)

自動車保険の基本(8本)

事故と保険の使い方(6本)

車の種類・使い方別(4本)

公式・公的な情報

補償の仕組みや制度は変わることがあります。最新の内容は、次の公的なページで確かめてみてください。

よくある質問

自賠責保険だけでは足りませんか?

自賠責は相手のケガや死亡だけが対象で、ケガ120万円・死亡3,000万円などの限度があります。相手の車や物の損害、自分のケガ、自分の車の修理代は出ないので、任意保険で備えるのが一般的です。

自動車保険の等級は何等級から始まりますか?

初めての契約は通常6等級から始まります。2台目以降の車で一定の条件を満たす場合は7等級から始まることがあります。条件は保険会社で確かめてみてください。

保険を使うと等級はいくつ下がりますか?

保険金を受け取る事故は1件につき3等級、盗難や台風などで車両保険を使った時は1件につき1等級下がるのが基本です。扱いは保険会社や契約で違うことがあります。

保険会社を変えたら等級はリセットされますか?

リセットされません。保険会社どうしで等級や事故の有無を確かめる仕組みがあり、下がった等級も引き継がれます。満期から期間を空けないように手続きしておきましょう。

車を売ったら自動車保険はどうすればいいですか?

次の車があれば車両入替、しばらく持たないなら解約して中断証明書をもらう方法があります。保険は自動では終わらないので、ご自分で保険会社に連絡してみてください。

まとめ

自動車保険のことで迷った時は、まず保険証券を手元に置いてみてください。等級と補償の中身、満期日が分かれば、次に読む記事も決まってきます。

このサイトの要点
  • 自動車保険は自賠責と任意保険の2階建て。任意保険で相手の物や自分の車まで備える
  • 保険料は車・運転する人・補償・等級の組み合わせで決まる
  • 事故で保険を使うと、1件につき3等級または1等級下がる
  • 車両保険は型と免責金額、保険金額の3つで考える
  • 乗り換えは満期日と新しい契約の始まる日をそろえる
  • 車を手放す時は、車両入替・中断証明書・解約のどれにするかを先に決める
自動車保険ナビ

自動車保険ナビ 編集部

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