自動車保険のロードサービスとは|バッテリー上がり・パンク・等級

道路脇に止まった車とスマホで連絡する手元、自動車保険のロードサービスを解説する記事のアイキャッチ

当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

朝、エンジンをかけようとしたら動かない。出先でタイヤがパンクした。

そんな時、『自動車保険のロードサービスって使えるんだっけ?』と思い出す方も多いですよね。

結論から言うと、自動車保険にはロードサービスが付いている契約が多く、困った時はまず契約している保険会社に連絡するのが基本です。ただし、何をどこまで無料でしてくれるか、レッカーの距離や回数は保険会社と契約によって違います。

確かめる順番は、まず保険証券や契約のしおりでロードサービスの有無と連絡先を見る、次にトラブルの種類ごとに頼める作業を確かめる、最後に家族とも連絡先を共有しておく、です。

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入力は約47秒です。売るかどうかを決める前に、今の相場だけ調べておくこともできますよ。

目次

自動車保険のロードサービスとは?

先に結論

自動車保険のロードサービスとは、故障やトラブルで車が動かなくなった時に、現場での応急の作業やレッカーなどを手配してくれるサービスです。名前や中身は保険会社によって違います。

日本損害保険協会によると、自動車保険には、ロードアシスタンスサービス(名称は会社による)を利用できる契約もあります。

呼び方は「ロードサービス」「ロードアシスタンス」「ロードアシスト」などさまざまです。ロードアシスタンス特約のように、特約の形で付けている保険会社もあります。

『任意保険のロードサービスって、全部の保険に付いているの?』と気になりますよね。

国民生活センターは、自動車保険にはロードサービスが付帯しているケースが多い、と説明しています。ただ、付いているかどうかや中身は契約ごとに違うので、自分の契約で確かめる必要があります。

呼び方の例中身
ロードサービス車のトラブルの時に現場の作業やレッカーを手配するサービスの総称
ロードアシスタンス・ロードアシスト保険会社がサービスに付けている名前の例
ロードアシスタンス特約特約の形で付けている場合の名前の例

ロードサービス付きの自動車保険かどうかは、保険証券や契約のしおりに書かれています。ネット型でも代理店型でも、まず書類で確かめてみてください。

ネット自動車保険のロードサービスは?

『ネット型だと、ロードサービスが手薄なのでは?』と心配する声もあります。

ロードサービスが付いているか、中身がどうかは、ネット型か代理店型かではなく、保険会社と契約ごとに決まっています。ネット自動車保険のロードサービスも、契約のしおりや見積もりの画面で、頼める作業と受付の方法を確かめてみてください。

夜間や休日の受付の時間、つながりにくい時の連絡のしかたも、あわせて見ておくと安心ですよ。

車の任意保険のロードサービスと、事故の補償の違い

ロードサービスは、車を動けるようにする・運ぶといった「サービス」が中心です。事故で壊れた車の修理代を払う車両保険とは別のものなんです。

日本損害保険協会によると、車両保険では故障による損害や、タイヤだけの損害(ほかの部分と同時の損害や火災・盗難の場合を除く)は支払われません。

『パンクの修理代は車両保険で出る?』と思った方は、ここで一度整理しておきましょう。

トラブルの種類ごとに、頼めることを一覧にする

先に結論

バッテリー上がり、パンク、スタック、鍵の閉じ込み、ガス欠、レッカーなど、トラブルの種類によって頼める作業が違います。距離や回数、無料の範囲は保険会社ごとに確かめましょう。

ここが一番知りたいところですよね。よくあるトラブルごとに、頼めることの例と、確かめたいことを並べてみました。

トラブル頼めることの例保険会社に確かめたいこと
バッテリー上がりエンジンをかけるための応急の作業無料か、交換の部品代はどうなるか
タイヤのパンクスペアタイヤへの交換などの応急の作業修理や新しいタイヤの費用が自己負担か
スタック(雪やぬかるみではまる)引き出しの作業対象になるか、条件があるか
鍵の閉じ込み開ける作業対象になるか、鍵の種類で違うか
ガス欠燃料を届ける作業燃料代の扱い、回数の決まり
自力で走れないレッカーで修理工場などへ運ぶ無料の距離、運び先の決まり

この表は一般的な例をまとめたものです。どの作業が対象か、距離や回数、何が無料で何が自己負担かは、保険会社と契約によって違います。

トラブルの種類ごとにロードサービスで頼めることと確かめたいことの一覧の図解

自動車保険でバッテリー上がりの時は

自動車保険のバッテリー上がりの対応は、多くの方が一番使う場面かもしれませんね。

バッテリー上がりで任意保険のロードサービスを使う時は、まず契約している保険会社のロードサービスの窓口に電話します。その場でエンジンがかかるようにする応急の作業が中心で、バッテリーの交換が必要な時の部品代は自己負担になることがあります。

「朝からエンジンがかからなくて。バッテリーが上がったみたいです」

「ご契約の内容を確認しますね。現在いらっしゃる場所を教えてください」

こんなふうに、場所と車の様子を伝えると手配が早いですよ。

自動車保険でパンクした時と、パンク修理代

自動車保険でパンクした時は、スペアタイヤへの交換などの応急の作業を頼める契約があります。

パンク修理代や新しいタイヤの代金が自己負担になるかは、保険会社と契約によって違います。先ほどのとおり、タイヤだけの損害は車両保険でも原則支払われません。

『自動車保険のパンク修理代は、全部タダ?』と思っていると、あとで驚くことも。作業の前に、費用がかかるかを電話口で聞いておきましょう。

スタックした時は

雪道やぬかるみで車がはまって動けなくなる「スタック」も、ロードサービスに頼める場合があります。スタックで自動車保険のロードサービスを使えるかは、場所や状況の条件も含めて保険会社に確かめてみてください。

「雪道でタイヤが空回りして、前にも後ろにも動けません」

「周りの安全を確保して、車の中でお待ちください。今いる場所を教えていただけますか?」

冬に雪の多い地域へ出かける前には、スタックが対象になるかを一度確かめておくと、いざという時に慌てずに済みます。

無料の範囲と、レッカーの距離はどう違う?

先に結論

自動車保険のロードサービスの無料の範囲、レッカーの距離、使える回数は、保険会社と契約で違います。公的な資料に一般的な数字はないので、自分の契約で確かめるのが確実です。

『ロードサービスは無料って聞いたけど、どこまで?』という疑問はとても多いんです。

国民生活センターや日本損害保険協会の資料にも、無料の距離や回数の一般的な数字は載っていません。保険会社ごとに決めているので、比べる時は自分で表を作ると分かりやすいですよ。

自分で作るロードサービス比較表

自動車保険のロードサービスの比較表を作るなら、次の項目を並べてみてください。

比べる項目今の保険見積もり中の保険
ロードサービスが付いているか(特約か自動か)証券で確かめる見積もりで確かめる
レッカーの無料の距離契約のしおりで確かめる見積もりで確かめる
バッテリー上がり・パンクなど応急の作業の範囲同上同上
使える回数の決まり同上同上
宿泊や帰宅の費用の補償同上同上
連絡先と受付時間同上同上

表の右の列を埋めながら見積もりを取ると、保険料だけでは分からない違いが見えてきます。

ロードサービスを比べる時のポイント
  • 無料のレッカーの距離と、運び先の決まり
  • 応急の作業の範囲と、部品代の扱い
  • 1年に使える回数
  • 遠出の時の宿泊・帰宅の費用の補償
  • 契約した車以外で使えるか

レッカーの距離のくわしい話は自動車保険のレッカーで紹介しています。

ロードサービスで保険料は上がる?

『ロードサービスを付けると、保険料が上がるの?』という疑問もよく聞きます。

ロードサービスが契約に自動で付いているのか、特約として選んで付けるのかは、保険会社によって違います。特約として選ぶ形なら、付けるかどうかで保険料が変わることもあるので、見積もりで付けた場合と付けない場合を比べてみてください。

使ったことで翌年の保険料がどうなるかは、次の章の等級の話とあわせて保険会社に確かめておきましょう。

遠出の先で動けなくなった時の費用

旅行や帰省の途中で車が動かなくなると、その日のうちに帰れないこともありますよね。

日本損害保険協会によると、自力で走れなくなったことに伴う臨時の宿泊費用や帰宅費用、搬送・引取費用、キャンセル費用などを補償できる場合があります。車両保険に盛り込む形、特約、サービスなど、形は契約によって違います。

ロードサービスを使うと等級は下がる?

先に結論

等級は、事故で保険金を受け取った時に下がる仕組みです。ロードサービスだけを使った時の等級の扱いは公的な資料では確かめられないので、保険会社に確かめましょう。

『ロードサービスを使ったら、来年の保険料が上がる?』と心配で、呼ぶのをためらう方もいますよね。

日本損害保険協会によると、等級は保険金を受け取る事故1件につき3等級下がり、盗難や台風などで車両保険の保険金を受け取った場合などは1等級下がります。

ロードサービスだけを使った場合に、この等級の仕組みがどう関わるかは、公的な資料では確かめられませんでした。保険会社によって扱いが違う可能性があるので、使う前か使う時に聞いておくと安心です。

使ったもの等級との関わり
ロードサービス(応急の作業・レッカーなど)だけ扱いは保険会社に確かめる
事故で車両保険を使った事故の種類により3等級または1等級下がる
事故で相手への賠償に保険を使った1件につき3等級下がる

事故でレッカーを呼び、そのあと修理に車両保険を使えば、車両保険のほうで等級が下がります。保険を使うか迷う時の考え方は保険を使う・使わないの計算で紹介しています。

ネットで業者を呼ぶ前に、保険会社に連絡する

先に結論

トラブルの時に、ネットで検索したロードサービス業者を呼んで高額な料金を求められる相談が増えています。まずは自分の自動車保険のロードサービスに連絡しましょう。

焦っている時は、検索して最初に出てきた業者に電話したくなりますよね。

国民生活センターによると、ネットで検索したロードサービス業者とのトラブルの相談は、2022年度に前の年度の約3.3倍に増えました。2026年2月の注意喚起では、サイトに「基本料金2,980円〜」とあったのにバッテリー上がりで66,000円の見積もりを出された例や、「基本料金2,280円〜」でタイヤのパンクに約8万円の例が紹介されています。

『安いと思って呼んだのに』とならないように、まず契約している保険会社や代理店に問い合わせることが大事だと、国民生活センターは呼びかけています。

車が動かなくなった時の手順
  1. 安全な場所に車を寄せ、ハザードランプなどで周りに知らせる
  2. 保険証券やスマホのアプリで、ロードサービスの連絡先を確かめる
  3. 契約している保険会社のロードサービスに電話する
  4. 場所と車の様子を伝え、費用がかかる作業か聞く
  5. 自分で業者を呼んだ時は、作業の前に料金の見積もりを確かめる

国民生活センターは、家族ともロードサービスの内容を共有しておくよう勧めています。困った時は消費者ホットライン188にも相談できます。

よくある失敗

保険にロードサービスが付いているのを知らず、検索した業者を呼んでしまう。保険証券の連絡先を、スマホに登録しておきましょう。

車が動かなくなった時に保険会社のロードサービスへ連絡する手順の図解

事故で動けない時は、事故の連絡もあわせて

事故で車が動かなくなった時は、レッカーを頼むだけでなく、事故としての連絡も必要です。

日本損害保険協会によると、事故を起こしたら、けが人の救護と道路上の危険の除去、警察への届出を行い、そのあと保険会社や代理店に連絡します。車を修理する時は、事前に保険会社に連絡することも大切です。

「事故で車が動かなくなりました。レッカーと、事故の受付もお願いします」

こんなふうに、両方まとめて伝えると話が早いですよ。事故のあとの流れは事故を起こした時の自動車保険の流れで紹介しています。

家族が運転している時も使える?

『妻や子どもが運転中に動けなくなったら、同じように呼べるの?』と気になる方もいますよね。

契約した車であれば誰が運転していても使えるのか、契約した車以外に乗っている時にも使えるのかは、保険会社と契約によって違います。家族が運転する車なら、連絡先と使える条件を家族にも伝えておきましょう。

いざという時のために準備しておくこと
  • ロードサービスの電話番号をスマホに登録する
  • 保険証券の写真をスマホに入れておく
  • 家族にも連絡先と使える条件を伝える
  • 車検証の場所を確かめておく

ロードサービスで知恵袋によくある相談

先に結論

知恵袋では「ロードサービスを使うと等級は下がる?」「保険にロードサービスがあれば会員制のサービスはやめてもいい?」「新品のバッテリーを持っていたら交換してくれる?」といった相談が多く読まれています。

ここでは、自動車保険のロードサービスについて多く読まれている相談を要約して紹介します。

「自動車保険のロードサービスは、使うと等級ダウンしますか?」

ロードサービスを使うと等級が下がるのか、という相談です。

等級は、保険金を受け取る事故で下がる仕組みです。ロードサービスだけを使った時の扱いは公的な資料で確かめられないので、契約している保険会社に聞いてみてください。

「保険にロードサービスがあるなら、会員制のサービスはやめてもいい?」

自動車保険にロードサービスが付いているので、別に入っている会員制のロードサービスはやめてもいいか、という相談です。

会員制のロードサービスの料金や無料の範囲は、自動車保険のロードサービスとは別の仕組みです。両方の無料の距離・回数・対象のトラブルを、先ほどの比較表に並べてみてください。

自分の車以外に乗る時も使いたいか、家族の誰が使うかで、残すかどうかを決めると分かりやすいですよ。

「新品のバッテリーを持っていたら、交換してくれる?」

バッテリーが上がってロードサービスを呼んだ時に、自分で用意した新品のバッテリーに交換してもらえるか、という相談です。

どの作業まで頼めるかは、保険会社と契約によって違います。電話の時に「新品のバッテリーが手元にあります。交換もお願いできますか?」と伝えて、作業の範囲と費用を確かめてみてください。

修理代がかさんできたら、車の見直しも

先に結論

バッテリーやタイヤなどのトラブルが続いて修理代がかさむなら、今の車を手放すことを考えるきっかけにもなります。手放す時は、保険の解約・中断証明書・車両入替のどれにするかも決めておきましょう。

年数が経つと、部品の交換や修理の出費が続くことがありますよね。『ロードサービスを呼ぶのが毎年の恒例になってきた』という方もいるかもしれません。

車を手放すなら、下取りだけでなく買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、複数の店の査定額を比べて、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすいですよ。

手放したあと保険の手続き
すぐ次の車に乗る車両入替
しばらく車を持たない解約と中断証明書
もう車を持たない解約

中断証明書は、一般的に解約日から13か月以内(または5年以内など)に手続きが必要とされ、条件は保険会社によって違います。売った時の保険の選び方は車を売ったら自動車保険はどうする?で紹介しています。

修理代がかさむ古い車を前に保険証券と整備の明細を見比べる手元の写真

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

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よくある質問

自動車保険のロードサービスとは何ですか?

故障やトラブルで車が動かなくなった時に、応急の作業やレッカーなどを手配してくれるサービスです。名前や中身は保険会社と契約によって違います。

自動車保険のロードサービスは無料ですか?

無料の範囲や距離、回数は保険会社と契約によって違います。部品代などが自己負担になることもあるので、作業の前に確かめましょう。

バッテリー上がりで自動車保険のロードサービスは使えますか?

応急の作業を頼める契約があります。対象かどうかや費用の扱いは契約によって違います。まず契約している保険会社に連絡しましょう。

ロードサービスを使うと等級は下がりますか?

等級は保険金を受け取る事故で下がる仕組みで、ロードサービスだけを使った時の扱いは公的な資料では確かめられません。保険会社に確かめましょう。

パンクの修理代は車両保険で出ますか?

タイヤだけの損害は、ほかの部分と同時の損害や火災・盗難の場合を除いて、車両保険では支払われません。ロードサービスで応急の作業を頼めるかを確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 自動車保険にはロードサービスが付いている契約が多く、困ったらまず保険会社に連絡する
  • 頼める作業、無料の範囲、レッカーの距離や回数は保険会社と契約で違う
  • 比べる時は自分で比較表を作り、距離・回数・宿泊の費用まで並べる
  • ロードサービスだけを使った時の等級の扱いは保険会社に確かめる
  • ネットで業者を呼ぶ前に、契約のロードサービスに連絡する
自動車保険ナビ

自動車保険ナビ 編集部

自動車保険(任意保険)の補償と特約、等級の仕組み、保険料の決まり方、見積もりと乗り換え、事故の時の流れ、車を買い替える・売る・手放す時の保険の扱いまで、公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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