当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。
子どもが18歳で免許を取って、『うちの車に乗せたら保険料はどうなるの?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、18歳の自動車保険は年齢条件と等級の2つで保険料が大きく変わります。親の車に乗せるなら、今の契約の年齢条件を広げるか、子どもを中心にした別の契約にするかを比べて決めます。
確かめる順番は、まず保険証券で年齢条件・運転者の範囲・等級を見る、次に2つの方法で見積もりを取る、最後に保険会社に変更を連絡する、です。
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18歳・19歳が運転すると自動車保険はどう変わる?
自動車保険の年齢条件は、運転する人のうち一番若い人の年齢に合わせて選びます。同居している18歳・19歳の子が親の車を運転するなら、年齢を問わず補償する条件にしないと、子どもの運転中の事故は補償されないことがあります。
『今の保険に子どもの名前を書き足せばいいのかな』と考える方もいますよね。
実は、自動車保険は「誰の名前が書いてあるか」よりも、「年齢条件」と「運転者の範囲」で、補償される人が決まる仕組みなんです。
日本損害保険協会によると、年齢条件は運転する人のうち最も若い人の年齢で決めるのが基本です。条件の設定は保険会社ごとに違いますが、「年齢を問わず」「21歳以上」「26歳以上」などの区分があります。
| 今の契約の年齢条件 | 同居の18歳・19歳が運転した時 | すること |
|---|---|---|
| 年齢を問わず補償(全年齢) | 補償の対象になる | 運転者の範囲も確かめる |
| 21歳以上補償 | 年齢条件から外れる | 全年齢に変えるか別の方法を考える |
| 26歳以上補償・それより上の区分 | 年齢条件から外れる | 全年齢に変えるか別の方法を考える |
18歳も19歳も、21歳以上の区分には入りません。同居している子が運転するなら、19歳までは全年齢の区分で考えることになります。
運転者の範囲も一緒に見る
年齢条件とは別に、運転する人の範囲を絞る条件もあります。
日本損害保険協会によると、「本人・配偶者限定」「本人限定」などがあります。本人・配偶者限定のままだと、年齢条件を変えても子どもは範囲の外です。
家族限定などのほかの区分は、保険会社の商品によって中身が違います。保険証券の「運転者の範囲」の欄を一度見ておきましょう。
子どもが免許を取ったら最初にすること
免許を取ったその日から運転したい、という子も多いですよね。親としては、運転を始める前に保険の準備を済ませておきたいところです。
- 保険証券で年齢条件・運転者の範囲・等級・満期日を見る
- 子どもがどのくらい乗るか、どの車に乗るかを決める
- 親の契約を変える場合と別の契約にする場合で見積もりを取る
- 決めた内容を保険会社に連絡し、いつから変わるかを確かめる
子どもが免許を取った日から運転するのに、保険の変更を後回しにしてしまうことがあります。年齢条件や運転者の範囲を変えた時は保険会社への連絡が必要で、連絡しないまま事故が起きると、変更前の条件で扱われて保険金が支払われないことがあります。
18歳の自動車保険料が高くなりやすい理由
18歳の自動車保険料が高くなりやすいのは、若い年代ほど事故の件数が多いことと、自分で新しく入ると等級が6等級から始まることが重なるからです。
『18歳だと、なんでそんなに高いの?』と驚く方は少なくありません。理由は大きく2つあります。
若い年代ほど事故の件数が多い
損害保険料率算出機構の資料(警察庁の資料から作成)には、年齢層ごとの免許を持つ人10万人あたりの交通事故件数が載っています。
| 年齢層(2024年中) | 免許保有者10万人あたりの事故件数 |
|---|---|
| 19歳以下 | 984件 |
| 20〜29歳 | 469件 |
| 30〜39歳 | 296件 |
| 40〜49歳 | 273件 |
| 50〜59歳 | 290件 |
19歳以下は、ほかの年代と比べて件数がはっきり多いんです。保険料は事故のリスクで決まるので、若い人が運転する契約ほど保険料が上がりやすくなります。
参考純率では、年齢条件は「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」の3つに分かれていて、区分の間の差はおよそ3倍とされています。実際の差は保険会社・契約によって違います。
新しく入ると6等級から始まる
自動車保険の等級は1〜20等級に分かれていて、初めて契約すると6等級から始まります。1年事故がなければ1等級ずつ上がります。
日本損害保険協会が載せている参考純率の例では、新規の6等級は3%の割増、20等級(無事故)は63%の割引です。実際の割引率は保険会社によって違いますが、等級の差が大きいことはイメージできますよね。
| 契約のしかた | 等級の例 | 参考純率の例 |
|---|---|---|
| 子どもが自分で新しく入る | 新規6等級 | 3%割増 |
| 2台目の車として一定の条件で入る | 新規7等級 | 38%割引 |
| 長く無事故の親の契約に入る | 20等級(無事故) | 63%割引 |
自動車保険の18歳の等級は、子どもが自分の契約を持つかどうかで決まります。親の契約で運転するなら、その契約の等級がそのまま使われます。
等級の仕組みは自動車保険の等級とはでくわしく紹介しています。

親の車に乗せる?子ども名義で入る?2つの方法を比べる
18歳の子が親の車を運転する時の方法は、大きく分けて「親の契約の年齢条件を広げる」と「子どもを記名被保険者にした別の契約にする」の2つです。どちらが安いかは、親の等級と車の台数で変わります。
『親の車に乗せるだけなのに、そんなに選び方があるの?』と思いますよね。
ここでは、親の車1台を家族で使う場合と、子ども用にもう1台持つ場合に分けて見ていきます。
| 比べる点 | 親の契約の年齢条件を広げる | 子どもを記名被保険者にした別の契約 |
|---|---|---|
| 使う等級 | 親の契約の等級 | 新規6等級(条件しだいで7等級) |
| 年齢条件 | 全年齢に広げる | 全年齢 |
| 親の運転への影響 | 親が乗る時も全年齢の保険料になる | 親の契約はそのまま |
| 事故を起こした時 | 親の契約の等級が下がる | 子どもの契約の等級が下がる |
| 向いている家庭 | 車が1台で家族みんなで使う | 子ども専用の車がある |
親の契約の年齢条件を全年齢に広げる
自動車保険で18歳が親の車に乗る時、一番手軽なのがこの方法です。
親の契約が20等級なら、20等級の割引のまま、年齢条件だけを全年齢に広げられます。自動車保険の18歳と20等級の組み合わせは、この形のことが多いんです。
ただし、年齢条件はその契約で運転する全員にかかります。親が運転する時も全年齢の保険料で、子どもが事故を起こすと親の契約の等級が下がります。
年齢条件を全年齢に広げると、子どもの運転に関係なく、その契約の保険料全体が変わります。子どもがどのくらい乗るかも考えて決めましょう。
子どもを記名被保険者にした別の契約にする
子ども専用の車がある時は、子どもを記名被保険者にした別の契約を作る方法があります。
新しい契約なので、一般的には6等級から始まります。日本損害保険協会の契約概要のひな形では、2台目以降の車として初めて契約し、一定の条件を満たすと7等級から始められる割引の枠組みが示されています。
| 7等級から始める割引の主な条件(ひな形の枠組み) |
|---|
| すでに自動車保険を契約していて、2台目以降の車として初めて契約する |
| 1台目の契約の等級が一定以上 |
| 2台目の記名被保険者が、1台目の記名被保険者・その配偶者・どちらかの同居の親族 |
| 2台目の所有者が、1台目の所有者・記名被保険者・その配偶者・どちらかの同居の親族 |
| 1台目・2台目とも自家用の乗用車などの決められた車種 |
1台目に必要な等級の数字は保険会社によって違います。同居している18歳の子なら、条件に当てはまるかを保険会社に聞いてみてください。2台目の始め方は2台目の車の等級は?で紹介しています。
たまにしか乗らないなら1日単位の保険も
帰省の時だけ、月に数回だけ、という乗り方なら、1日単位で入れる自動車保険を使う家庭もあります。
ただ、1日自動車保険の補償の中身や入れる条件は保険会社や商品によって違います。自分の家の車に使えるかもふくめて、1日自動車保険に車両保険は付けられる?で確かめ方を紹介しています。

18歳の自動車保険を安く抑えるために確かめること
18歳の自動車保険を安く抑えたい時は、補償を削る前に、運転者の範囲・車両保険・乗る車・払い方を順に見直します。そのうえで、条件をそろえて複数の見積もりを比べます。
『自動車保険を18歳でも安い金額にする方法はある?』という声はよく聞きます。
結論から言うと、魔法のような方法はありません。ただ、見直せるところは意外と多いんです。
- 運転する人の範囲は、今の家族に合っているか
- 車両保険は付けるか、付けるなら一般型か補償を絞ったタイプか
- 子どもが主に乗る車の料率クラスは高すぎないか
- 年払い・月払いのどちらで払うか
- 年齢条件を変える日を、運転を始める日に合わせているか
- 同じ補償の条件で、複数の見積もりを比べたか
乗る車で保険料は変わる
損害保険料率算出機構の参考純率では、車の型式ごとに料率クラスが決まっています。自家用の普通・小型乗用車は1〜17、軽四輪乗用車は1〜7のクラスです。
同じ18歳が運転しても、クラスの高い車ほど保険料は高くなりやすいです。子ども専用の車を選ぶ時は、車の値段だけでなく保険料も見積もってから決めると安心です。
車両保険をどうするか決める
車両保険は、自分の車の修理代などに備える補償です。付けるかどうか、どのタイプにするかで、保険料は大きく変わります。
車両保険には、補償の範囲が広い一般型と、補償する事故を絞った限定型があります。限定型は、単独事故やあて逃げなどが対象にならないのが一般的です。
運転に慣れていない時期は、車庫入れや単独でこする事故も心配ですよね。一方で、車の値段が低ければ、修理代より保険料のほうが重く感じることもあります。
| 車の状況 | 考え方の例 |
|---|---|
| 新しい車・ローンが残っている車 | 修理や全損の時に困らないよう、補償の範囲を広めに考える |
| 年式が古く、車の値段が低い車 | 補償を絞るか、付けないかを見積もりで比べる |
| 親の車を子どもが時々借りる | 親の契約の車両保険がそのまま使われるので、等級への影響も考える |
車両保険を使うと等級が下がり、次の年からの保険料が上がります。どの程度の修理なら保険を使うかも、家族で話しておくと慌てません。くわしくは車両保険は必要か?で紹介しています。
月額で見る時は総額も確かめる
『18歳や19歳の自動車保険は月額平均でいくら?』と気になる方もいますよね。
公的な資料に、年齢別の保険料の平均額は見当たりません。保険料は等級・年齢条件・車・補償の組み合わせで決まるので、自分の条件で見積もるのが一番の近道です。
日本損害保険協会によると、保険料は1年分の一時払いが基本で、分割払いは一時払いより総額が高くなる場合があります。月払いを選ぶ時は、1年の総額も見ておきましょう。
18歳から26歳までの見直しの時間軸
年齢条件は、誕生日で区分が変わります。主な見直しのタイミングを並べると、こうなります。
| 子どもの年齢・できごと | 年齢条件の考え方 | 見直すこと |
|---|---|---|
| 18歳・19歳で運転を始める | 同居なら全年齢 | 運転を始める日から補償されるように連絡 |
| 進学や就職で家を出る | 別居の未婚の子なら年齢条件の外が一般的 | 運転者の範囲と家族の扱い |
| 21歳になる | 21歳以上補償に入れる | 年齢条件の変更 |
| 26歳になる | 26歳以上補償に入れる | 年齢条件の変更 |
年齢条件を狭める変更も、保険会社への連絡が必要です。連絡しないと区分は変わらないので、誕生日が近づいたら手帳に書いておくと忘れません。
21歳になった時の見直しは大学生・20代前半が親の車を運転する時の自動車保険で、ほかの年代の考え方は年代別の自動車保険の相場で紹介しています。
18歳の自動車保険について知恵袋によくある相談
知恵袋では「18歳の保険料はどれくらい?」「どうすれば安くなる?」「親の車に乗るにはどうする?」という相談がよく読まれています。
ここでは、18歳の自動車保険について多く読まれている相談を要約して紹介します。
「子どもが免許を取って車を買うけど、18歳の保険料はどれくらい?」
春に免許を取る子どもの車を用意するけれど、保険料が心配、という相談です。とても多く読まれています。
18歳の保険料は、等級・年齢条件・車・補償で大きく変わるので、ひと言で「いくら」とは言えません。子ども名義で新しく入るなら6等級スタート、親の契約に入るなら親の等級、という違いがまず大きいです。
まずは、子ども名義の新しい契約と、親の契約の年齢条件を広げた場合の2つで見積もりを取ってみてください。数字で比べると、どちらが家計に合うかが見えてきます。
「18歳の保険料を少しでも抑えるには?」
18歳が自動車保険に入るとかなり高くなると聞いた、安くする方法は、という相談です。
よく出てくる答えは、親の高い等級を活かす方法です。親の契約の年齢条件を広げれば、親の等級の割引のまま子どもも補償されます。
ただし、親が運転する時も全年齢の保険料になり、子どもの事故で親の等級が下がります。
「子どもが乗るのは週末だけなんだけど」
「それなら、全年齢に広げた場合と、乗る日だけの保険を使う場合で比べてみよう」
こんなふうに、乗る頻度もあわせて考えるのがおすすめです。
「等級をもらう、セカンドカーにする、どれがいい?」
等級を親からもらう方法と、親の保険のセカンドカーとして入って年齢を問わず補償にする方法で迷っている、という相談です。
家族への等級の引継ぎができるかどうかは、公的な資料に一般的な説明が見当たらず、保険会社の扱いです。2台目の割引も、記名被保険者が同居の親族であることなどの条件があります。
どちらも「うちの場合はできるか」を保険会社に聞くのが一番確かです。聞く時は、同居か別居か、車の所有者は誰か、を伝えると話が早いですよ。
保険料の負担が重い時は、今の車の扱いも考える
子どもの保険料をきっかけに車の台数や乗る車を見直すなら、保険の手続きと車の手放し方を一緒に考えます。
『子どもの分まで車を持つのは、保険料も含めると重いな』と感じる家庭もありますよね。
例えば、親の車を1台手放して子ども用の車にまとめる、古い車を手放して料率クラスの低い車に買い替える、という考え方もあります。
今の車を手放す時は、ディーラーの下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。複数の店の査定額を比べると、相場が見えてきます。
- 次の車があるか、しばらく乗らないかを決める
- 次の車があるなら車両入替を保険会社に相談する
- しばらく乗らないなら中断証明書を取れるか確かめる
- どちらにも当てはまらなければ解約する
中断証明書を使うと、一般的に一定の条件で等級を次の契約に引き継げますが、条件は保険会社によって違います。手放す時の保険の選び方は車を売ったら自動車保険はどうする?でまとめています。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
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18才でも自分の名前で自動車保険に入れますか?
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19歳の自動車保険は18歳と変わりますか?
19歳も21歳以上の区分には入らないので、同居なら全年齢の条件で考えます。1年無事故なら等級は1つ上がります。
18歳の子が事故を起こしたら、親の等級はどうなりますか?
親の契約で運転していて保険金を受け取ると、親の契約の等級が下がります。保険金を受け取る事故1件につき3等級下がるのが基本です。
別居している18歳の子にも年齢条件はかかりますか?
日本損害保険協会によると、同居の親族以外が運転する場合は年齢条件にかかわらず補償の対象になるのが一般的です。運転者の範囲の条件は別にあるので、証券で確かめてください。
まとめ
- 18歳の自動車保険は、年齢条件と等級で保険料が大きく変わる
- 同居の18歳・19歳が運転するなら、年齢を問わず補償する条件で考える
- 親の契約を全年齢に広げると、親の等級のまま子どもも補償される
- 子ども名義の新しい契約は6等級から、条件しだいで7等級から
- 乗る車・車両保険・払い方を見直し、条件をそろえて見積もりを比べる
- 年齢条件の変更は、運転を始める日や誕生日に合わせて保険会社に連絡する




