5等級・4等級・3等級の自動車保険|低い等級の保険料と上げ方

保険証券と電卓、階段状のグラフ、低い等級の自動車保険の保険料を解説する記事のアイキャッチ

当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

事故で等級が下がって、更新の案内を見て『こんなに上がるの?』と驚いた方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、5等級の自動車保険はほぼ割引なし、4等級より下は割増になるのが参考純率の例です。ただ、1年無事故なら1等級ずつ上がるので、抜け出すまでの道のりは計算できます。

確かめる順番は、まず保険証券で今の等級と事故有係数適用期間を見る、次に補償の中身を見直す、最後に保険会社に見積もりを出してもらう、です。

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目次

5等級・4等級・3等級の自動車保険はどれくらい割増?

先に結論

等級別の割増引率の例では、1等級から4等級までは割増、5等級からが割引です。実際の割増引率は保険会社によって違うので、ここでは「位置」をつかむ目安として見てください。

『自動車保険の3等級って、どのくらい高いんだろう』と気になりますよね。

日本損害保険協会が載せている等級別の割増引率の例(損害保険料率算出機構の参考純率、2021年改定後の値)を見ると、低い等級の位置がよく分かります。

等級割増引率の例位置づけ
1等級108%の割増もっとも高い
2等級63%の割増かなり高い
3等級38%の割増高い
4等級7%の割増やや高い
5等級2%の割引ほぼ基準
6等級13%の割引新規契約に近い位置

1等級から6等級までは、無事故・事故有の区分がありません。この区分が分かれるのは7等級からです。

6等級と比べるとどのくらい違う?

ほかの条件がすべて同じだと仮定して、割増引率の例だけで比べてみます。

6等級は13%の割引なので、基準を1とすると0.87です。3等級は38%の割増なので1.38になります。つまり、3等級は6等級のおよそ1.6倍の水準です。

等級基準を1とした時の水準(例)6等級との比べ方
3等級1.38およそ1.6倍
4等級1.07およそ1.2倍
5等級0.98およそ1.1倍
6等級0.87基準

これはあくまで割増引率の例どうしを比べた目安です。実際の保険料は、車の型式や年齢条件、補償の中身でも変わります。

自動車保険の三等級・四等級も同じ意味

「自動車保険 三等級」「自動車保険 四等級」のように漢数字で書かれていても、意味は3等級・4等級と同じです。

保険証券や更新の案内では、算用数字で書かれていることが多いですよ。

低い等級の位置と抜け出すまでの流れをまとめた図解

自動車保険の5等級・4等級の保険料はいくら?

自動車保険の5等級の保険料や4等級の保険料が具体的にいくらかは、車・年齢条件・補償の中身で大きく変わります。

そのため、この記事では金額は出しません。同じ条件で見積もりを取って、今の保険料とどれだけ違うかを見るのが確実です。

割増引率は「例」です

この割増引率は、保険会社が使う義務のない参考の値です。等級別の率が2021年改定後にさらに見直されたかは、公表資料では確認できていません。実際の率は契約している保険会社で確かめてください。

3等級はどんな事故でなる?事故三等級の仕組み

先に結論

保険金を受け取る事故1件につき3等級下がるのが基本です。6等級で始めた人が1年目に事故を起こすと、翌年は3等級になります。

「3等級事故」「事故三等級」という言葉を見かけますよね。これは「3等級下がる事故」のことで、3等級という等級そのものとは別の意味です。

ここがよく混ざるところなので、まとめておきますね。

言葉意味
3等級ダウン事故保険金を受け取ると1件につき3等級下がる事故
1等級ダウン事故盗難・台風・洪水などで車両保険を使った時など。1等級下がる
3等級(等級の名前)1〜20等級のうち、下から3番目の等級

例えば、6等級で入った1年目に自動車保険の3等級ダウン事故を起こすと、翌年は3等級です。車の保険が3等級になるのは、こうした流れが多いんです。

代理店との会話でいうと、こんなやりとりになりやすいですね。

「今回の修理で保険を使うと、来年は何等級になりますか?」

「今が6等級なので、3等級ダウンで3等級になります。事故有係数適用期間も3年つきます」

よくある勘違い

任意保険の3等級は「3等級ダウン」のことではありません。今の等級から3つ下がった結果が、たまたま3等級になることもあります。証券に書かれた等級を見て判断しましょう。

低い等級から抜けるまでの年数と、保険料を抑える工夫

先に結論

1年無事故なら1等級ずつ上がるので、3等級から6等級までは3年、7等級までは4年です。その間は、補償の中身を見直して保険料を抑える工夫を組み合わせます。

ここは観点を変えて、「何年で抜けられるか」と「その間に何ができるか」を1つの表にしてみます。

今の等級6等級まで7等級までその間にできる工夫
1等級5年6年運転する人の範囲を見直す
2等級4年5年年齢条件を実際の運転者に合わせる
3等級3年4年車両保険の有無や自己負担額を見直す
4等級2年3年特約の重なりを外す
5等級1年2年同じ補償で見積もりを比べる

年数は、その間に保険を使う事故が無い場合の計算です。

7等級に上がった時、事故有係数適用期間がまだ残っていると「事故有」の低い割引率になります。期間は1年ごとに1ずつ減り、上限は6年です。

ケース別に見る、抜け出すまでの流れ

同じ3等級でも、なった理由で7等級に上がった時の割引率が変わることがあります。状況ごとに見てみましょう。

ケース翌年の等級7等級に上がった時
6等級で3等級ダウン事故が1件3等級(事故有係数適用期間3年)期間が0になっていれば無事故の割引率
7等級で3等級ダウン事故が2件1等級(期間は加算される)期間が残っていれば事故有の割引率
5等級で1等級ダウン事故が1件4等級(期間1年が加わる)期間の残りしだい

事故有係数適用期間は、3等級ダウン事故1件で3年、1等級ダウン事故1件で1年が加わり、1年ごとに1ずつ減ります。証券や更新の案内に書かれているので、今の残りを見ておくと先の見通しが立てやすくなりますよ。

保険料を抑える4つの見直し

『等級は時間でしか戻らないなら、今は我慢するしかない?』と思うかもしれませんね。

実は、保険料は等級だけで決まっているわけではありません。参考純率でも、年齢条件や運転者限定、車の型式などで区分が分かれています。

低い等級の間に見直したいこと
  • 運転する人の範囲を、本当に運転する人だけにする
  • 年齢条件を、運転する人の一番若い年齢に合わせる
  • 車両保険が今の車の値段につり合っているか考える
  • 家族の保険と特約が重なっていないか見る

ただし、補償を削りすぎると、いざという時に困ります。削る前に「何が無くなるのか」を保険会社に聞いておきましょう。

見積もりを比べる手順
  1. 今の証券で、等級と補償の中身を書き出す
  2. 運転する人と年齢を、実際に合わせて整理する
  3. 同じ補償の条件で、複数の保険会社に見積もりを頼む
  4. 補償を変えた案も出してもらい、差を比べる

自動車保険の等級が低い時に知っておきたい3つのこと

先に結論

保険会社を変えても低い等級は引き継がれます。また、低い等級のまま解約しても、すぐに6等級からやり直せるわけではありません。

保険会社を変えても低い等級はついてくる

保険会社や共済の間には、1〜5等級などの契約の情報を確かめ合う制度があります。

前の契約が1〜5等級や6F等級、事故有係数適用期間のある契約なら、他社に移ってもその等級を引き継ぐための仕組みです。

2等級で更新できないと言われたら

自動車保険の2等級のように低い等級で、更新できないかもしれないと不安になる方もいますよね。

契約を引き受けるかどうかは、保険会社の判断です。更新の条件が変わると言われたら、理由とほかの選択肢を代理店や保険会社に聞いてみてください。

低い等級でも1等級ダウンの事故はある

盗難や台風、洪水などで車両保険を使った時などは、1件につき1等級下がる扱いになります。

低い等級の時は、1つ下がるだけでも割増の幅が大きく変わります。例の表でいうと、4等級から3等級になると7%の割増が38%の割増になるんです。車両保険を使う前に、翌年の等級を保険会社に聞いておくと安心ですよ。

等級をよく見せようとしない

申し込みでは、前の契約の等級や事故の有無を正しく伝える必要があります。

わざと違う内容を伝えると、契約を解除されて保険金が支払われないことがあります。低い等級を隠すのは、かえって損になりやすいんです。

解約したあとの等級の扱いは解約・満期切れで等級はどうなる?でくわしく紹介しています。

低い等級の自動車保険について知恵袋によくある相談

先に結論

「別の保険会社なら6等級から入れる?」「4等級で車両保険を使うと1等級になる」といった、等級の行き先についての相談がよく読まれています。

ここでは、知恵袋で多く読まれている相談を要約して紹介しますね。

「4等級なら、別の保険会社に入れば新規の6等級になる?」

今4等級で、保険会社を変えれば新規扱いになるのでは、という相談です。

残念ながら、先ほどの情報交換の制度があるので、低い等級は他社に移っても引き継がれるのが基本です。新規の6等級にはなりません。

「4等級で車両保険を使うと1等級になってしまう」

修理に車両保険を使うか、使わずに自分で払うか迷っている相談です。

3等級ダウン事故なら、4等級から1等級になります。修理代と、この先数年の保険料の上がり方を比べて決めるのが現実的です。考え方は保険を使う・使わないの計算で紹介しています。

「4等級で事故有係数適用期間が6年。入れる保険はある?」

条件が厳しく、ほかに入れる保険会社が見つからないという相談です。

引き受けるかどうかは保険会社ごとの判断なので、1社で断られても、別の保険会社や代理店に相談してみてください。対人・対物など、最低限の補償から考えるのも1つの方法です。

保険料の負担が重い時は、今の車をどうするかも考える

先に結論

低い等級の間は、車を持ち続けるか、手放すかを考えるきっかけにもなります。手放すなら、保険の解約・中断証明書・車両入替のどれにするかを先に決めます。

保険料や修理費の負担をきっかけに、車を手放すことを考える方もいますよね。

その時は、下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。

複数の店の査定額を比べると、だいたいの相場が分かります。乗り続けた場合の保険料と、手放した場合のお金の動きを並べてみると、落ち着いて決められますよ。

ただ、中断証明書は一般的に7等級以上が対象とされています。低い等級のまま手放す時の扱いは、保険会社に確かめておきましょう。手放す時の保険の選び方は車を売ったら自動車保険はどうする?で紹介しています。

低い等級の間に見直したい補償のチェックリストの図解

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

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よくある質問

5等級の自動車保険は割引がありますか?

参考純率の例では、5等級は2%の割引でほぼ基準の位置です。実際の割増引率は保険会社によって違います。

3等級から何年で6等級に戻りますか?

保険を使う事故が無ければ、1年に1等級ずつ上がるので3年で6等級、4年で7等級です。

低い等級のまま保険会社を変えるとどうなりますか?

保険会社の間で1〜5等級などの契約の情報を確かめ合う制度があり、低い等級は引き継がれるのが基本です。

自動車保険の3等級で事故を起こすとどうなりますか?

3等級ダウン事故なら、翌年は1等級になり、事故有係数適用期間も加わります。1等級より下はないので、それ以上は下がりません。

車の保険の3等級の値段を下げる方法はありますか?

運転者の範囲や年齢条件、車両保険の有無、特約の重なりを見直すと、保険料が変わることがあります。削る前に、どの補償が減るかを確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 参考純率の例では1〜4等級は割増、5等級から割引
  • 3等級ダウン事故と、等級の名前としての3等級は別のこと
  • 1年無事故で1等級ずつ上がり、3等級から6等級までは3年
  • 保険会社を変えても低い等級は引き継がれる
  • 等級以外の補償の中身を見直して保険料を抑える
自動車保険ナビ

自動車保険ナビ 編集部

自動車保険(任意保険)の補償と特約、等級の仕組み、保険料の決まり方、見積もりと乗り換え、事故の時の流れ、車を買い替える・売る・手放す時の保険の扱いまで、公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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