自動車保険は月いくら?月額平均より自分の目安を出す方法

乗用車と盾のマーク、家計簿とカレンダーで、自動車保険の月額の考え方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

家計簿をつけていて、『自動車保険って、みんな月いくらくらい払っているんだろう』と気になっていませんか。

結論から言うと、自動車保険の月額平均を自分に当てはめても、あまり役に立ちません。保険料は、等級・年齢条件・車の型式・補償の中身で人によって大きく変わるからです。

確かめる順番は、保険証券で年間の保険料と払い方を見る、月あたりに直す、同じ補償で見積もりを比べる、の3つです。この記事では、自分の月額の出し方と家計での考え方が分かります。

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目次

自動車保険の月額平均が当てにならない理由

先に結論

自動車保険の保険料は、補償ごとの保険料を合わせたものです。さらに等級や年齢条件などで何倍も差がつくので、平均の金額は「自分の保険料」の目安になりにくいんです。

『月平均がいくらか分かれば、高いか安いか判断できるのに』と思いますよね。

ただ、平均には、等級の高い人も低い人も、車両保険を付けた人も付けない人も混ざっています。自分と条件の違う人の数字と比べても、高いのか安いのかは分かりません。

保険料の差はここまで大きい

損害保険料率算出機構の参考純率では、条件によって次のような差があります。

条件参考純率での差の目安
ノンフリート等級(1等級と20等級の無事故)約5.62倍
年齢条件(全年齢・21歳以上・26歳以上)約3.00倍
型式別料率クラス(普通・小型の最大と最小)約4.30倍
型式別料率クラス(軽の最大と最小)約1.73倍

参考純率は保険会社が使う義務のない参考の値で、実際の差は保険会社によって違います。それでも、同じ自動車保険でも人によって何倍も違うことが分かりますよね。

補償の付け方でも月額は変わる

自動車保険は、対人・対物・人身傷害・車両保険などの補償を組み合わせた保険です。

中でも車両保険を付けるかどうかで、月額は大きく変わります。損害保険料率算出機構の資料では、2025年3月末時点で車両保険を付けている車は、共済を含めて54.9%でした。

半分ほどの人しか付けていない補償が、平均の数字に混ざっているんです。保険料が決まる要素は自動車保険が高い理由|保険料が決まる5つの要素で紹介しています。

自分の月額を出す3つのステップ

平均を探すより、自分の月額を正しく出すほうが確かです。

自分の月額を出す手順
  1. 保険証券か更新案内で、年間の保険料と払い方を確かめる
  2. 年払いなら12で割り、月払いなら1回分に12をかけて年額も出す
  3. 同じ補償の条件で、ほかの見積もりの月額と並べる
自分の自動車保険の月額を出す3つのステップの図解

年払いと月払いの総額の違いを見る

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

日本損害保険協会の説明では、保険料は1年分の一時払いが基本で、分割払いは一時払いより総額が高くなる場合があります。毎月の金額だけを見ると、この差に気づきにくいんです。

払い方月あたりの出し方気をつけたいこと
年払い(一時払い)年額÷12一度にまとまったお金が出ていく
月払い(分割払い)1回分の金額1年の総額が年払いより高くなる場合がある
長期契約総額÷契約の月数1年ごとより総額が安くなるとされる

月払いの金額に12をかけて年払いと比べると、払い方の違いによる差が見えてきます。払い方のくわしい違いは自動車保険の払い方|月払い・年払い・分割の違いで紹介しています。

毎月の引き落としは家計で管理しやすい

『年払いのほうが得なら、全部年払いにするべき?』と迷う方もいますよね。

月払いには、毎月決まった額が引き落とされるので家計で管理しやすい、という良さがあります。年払いと月払いの差額と、一度に払う負担の重さを比べて選べばいいんです。

払い方を選ぶ時のチェック
  • 年払いと月払いの1年の総額の差を確かめた
  • 更新月に、ほかの大きな出費が重なっていない
  • 引き落とし口座の残高を毎月確保できる
  • クレジットカード払いなどの払込方法も選べるか確かめた

家計の中で毎月の自動車保険を考える

自動車保険は、車にかかるお金の一部です。家計で考える時は、車の維持費全体の中で見てみましょう。

自賠責保険も月あたりに直してみる

車検の時に払う自賠責保険も、月あたりに直すと家計に組み込みやすくなります。

自賠責保険料は、保険が始まる日で金額が違います。自家用乗用自動車の24か月(離島・沖縄県を除く)は次のとおりです。

保険期間が始まる日24か月の保険料月あたりの目安
2026年10月31日まで17,650円約740円
2026年11月1日以降18,560円約770円

軽自動車(検査対象車)の24か月は、2026年10月31日までに始まる契約が17,540円、11月1日以降が18,660円です。月あたりの目安は、24で割って出しています。

来年の月額が変わることも考えておく

家計の予定を立てる時は、来年の保険料が今と同じとは限らない点も知っておきましょう。

損害保険料率算出機構は、2026年6月に参考純率を平均14.4%引き上げる届出をしました。これは2027年1月以降に始まる契約を想定したものです。

参考純率の改定と自分の保険料

参考純率は保険会社が保険料を決める時の参考の値です。保険会社が保険料を変えるかどうか、いつ、どれだけ変えるかは保険会社ごとに決めます。更新案内が届いたら、前の年と金額を比べてみてください。

背景として、修理に使う部品の値上がりや工賃の上昇、修理期間が長くなったことによる代車料の増加などが挙げられています。毎月の予算には、少し余裕を持たせておくと安心ですね。

「月一万円は高い?」をどう判断する?

『自動車保険に月一万円も払っているけど、高いのかな』という声もよく聞きます。

月一万円が高いか安いかは、等級や補償の中身によって違います。金額だけで判断せず、同じ補償で見積もりを取り直して比べるのが確実です。

比べる時は条件をそろえる

見積もりを比べる時は、補償の中身・年齢条件・運転者の範囲・車両保険の有無と金額をそろえます。条件が違うと、安く見えても補償が減っているだけのことがあります。

見積もりのそろえ方は自動車保険の見積もりのやり方|必要なものと条件のそろえ方、保険料を抑える順番は安い自動車保険の選び方|保険料だけで決めない確認ポイントで紹介しています。

月額を下げたい時に見直す順番

毎月の負担を軽くしたい時は、補償を削る前に、条件が今の暮らしに合っているかを見てみてください。

自動車保険の月額を見直す順番をまとめた図解
見直す順番見るところ
1年齢条件と運転者の範囲が、今の家族に合っているか
2車両保険の金額とタイプが、今の車の値段に見合っているか
3家族の契約と特約が重なっていないか
4使える割引が付いているか
5払い方による総額の差

割引の種類は自動車保険の割引の種類|新車・エコカー・ネット割引など、運転の仕方で保険料が変わる商品はテレマティクス保険とは|運転の仕方や走った距離で保険料が変わるで紹介しています。

月払いの未払いで強制解除されたら

月払いにしている方に、知っておいてほしいことがあります。

日本損害保険協会の説明では、分割払いの保険料が払われない時は、保険会社が契約を解除できる場合があります。また、保険料を払う前の事故は、保険金が支払われないのが一般的です。

引き落としができなかった時

口座の残高不足で引き落としができなかったら、すぐに保険会社に連絡しましょう。払込みの猶予の決まりは保険会社によって違います。

『強制解除から13ヶ月』の話は本当?

『自動車保険を強制解除されても、13ヶ月たてば等級がリセットされる』という話を見かけることがあります。

ただ、解約や解除のあとに等級をどう扱うかの期間は、公的な資料では確かめられませんでした。保険会社の間には、前の契約の等級や事故の有無を確かめ合う制度があり、低い等級の情報も引き継がれる仕組みになっています。

ちなみに13か月という数字は、中断証明書の手続きで「一般的に解約日から13か月以内」と説明されることがあるものです。自己判断せず、保険会社に確かめてみてください。くわしくは自動車保険を解除されたら?未払い・契約解除のあとで紹介しています。

よくある相談:自動車保険の月額にまつわる声

ここでは、知恵袋に寄せられている相談から、よく見られるものを要約して紹介します。

相談1 初めての車で、月額はいくらが平均?

初めて中古車を買うので、自動車保険は月額いくらくらいが平均か知りたいという相談です。

初めての契約は通常6等級から始まり、年齢条件によっても保険料が大きく変わります。平均を探すより、自分の年齢と車で見積もりを取るのが近道です。

回答のポイント

見積もりには、車検証と運転免許証があるとスムーズです。補償の中身を2〜3パターン変えて、月額の違いを見てみてください。

相談2 軽から普通車にしたら保険料が上がった

軽自動車から普通車に買い替えたら、保険料が急に上がったという相談です。

保険料は、車の種類や型式別料率クラスで変わります。普通・小型乗用車は軽より料率クラスの差が大きく、車両保険の金額も上がりやすいんです。

料率クラスの仕組みは料率クラスとは|車ごとに自動車保険料が変わる仕組みで紹介しています。

相談3 親の保険に自分を加えると毎月いくら上がる?

親だけが入っている自動車保険に、自分も運転者として加えたいという相談です。

「自分が運転すると、毎月の保険料はどれくらい上がりますか」
「年齢条件や運転者の範囲が変わるので、見積もりを出してみますね」

若い家族を加えると、年齢条件を広げる必要があり、保険料が上がることがあります。保険会社に条件を伝えて見積もってもらいましょう。

保険料が家計に重い時の考え方

毎月の自動車保険が家計に重く、『車を持ち続けるのは負担かも』と感じる方もいるでしょう。

保険料や修理費の負担をきっかけに車を手放すことを考えるなら、下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。

手放す時に決めること
  • 自動車保険は解約・中断証明書・車両入替のどれにするか
  • 下取りの金額と買取店の査定額を比べる
  • 月払いの引き落としが止まる日を保険会社に確かめる

保険の手続きは車を売ったら自動車保険はどうする?解約・中断・入替の選び方で紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。

ポイントは「今の車をどう手放すか」です。

多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。

販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

下取りの商談でよくある流れ
  • まず、控えめな下取り額を提示される
  • 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる

金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。

ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。

比べる材料を持たずに商談に行くと、もっと高く売れたはずの車を、そのまま安く手放してしまうこともあるんです。

実際に、ナビクルの公式サイトでは、下取りより一括査定のほうが高く売れた実例が紹介されています。

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ナビクルのアンケートでは、買取価格は下取り価格より平均28.7万円高いという結果も出ています。

「平均28.7万円」はナビクル実施のアンケート調査結果です(2024年1月〜2025年12月・回答4,489件)。ナビクルを利用し実際に売却された方の査定最高額と下取り価格の差額平均額です。

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それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。

それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

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よくある質問

自動車保険の月額平均はいくらですか?

等級・年齢条件・型式・補償の中身で何倍も変わるので、平均は自分の目安になりにくいです。保険証券の年間保険料を12で割るか、見積もりで自分の月額を確かめてください。

月払いと年払いはどちらが得ですか?

分割払いは一時払いより総額が高くなる場合があります。月払いの1回分に12をかけて、年払いの金額と比べてみてください。

自動車保険に毎月一万円は高いですか?

等級や補償の中身によって違うので、金額だけでは判断できません。同じ補償の条件で見積もりを比べてみましょう。

自賠責保険は月あたりいくらですか?

自家用乗用自動車の24か月(離島・沖縄県を除く)は、2026年10月31日までに始まる契約が17,650円、11月1日以降が18,560円です。24で割ると、月あたり約740円・約770円が目安になります。

月払いを払い忘れたらどうなりますか?

分割払いの未納が続くと、保険会社が契約を解除できる場合があります。払う前の事故は補償されないのが一般的なので、すぐに保険会社に連絡してください。

まとめ

自動車保険の月額平均は、条件の違う人の数字が混ざっているので、自分の目安にはなりにくいです。保険証券の年間保険料から自分の月額を出し、年払いと月払いの総額の違いも見ておきましょう。

自動車保険全体の仕組みは自動車保険とは|任意保険の補償と選び方をやさしく解説で紹介しています。

この記事の要点
  • 自動車保険の月額平均は、自分の保険料の目安になりにくい
  • 年間の保険料を12で割って、自分の月額を出す
  • 月払いは年払いより総額が高くなる場合がある
  • 高いと感じたら、同じ補償の条件で見積もりを比べる
  • 月払いの未納は契約の解除につながることがある
自動車保険ナビ

自動車保険ナビ 編集部

自動車保険(任意保険)の補償と特約、等級の仕組み、保険料の決まり方、見積もりと乗り換え、事故の時の流れ、車を買い替える・売る・手放す時の保険の扱いまで、公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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