当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。
保険会社から「契約解除のお知らせ」が届いて、『自動車保険が強制解約されたら、もう入れないの?』と不安になっていませんか。
結論から言うと、自動車保険の強制解約は、保険料の未納や告知義務違反などで保険会社が契約を解除することです。解除されると補償がなくなるので、車に乗るなら早めに次の契約を考える必要があります。
確かめる順番は、まず届いた書面で解除の理由と日付を見る、次に未払いの保険料や戻る保険料がないかを確かめる、最後に新しい契約の申込みで前の契約のことを正しく伝える、です。
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自動車保険の強制解約とは?保険会社が契約を解除する理由
自動車保険の強制解約とは、保険会社の側から契約を終わらせる「解除」のことです。主な理由は、告知義務違反・通知義務違反・保険料の不払い・重大事由の4つです。
『強制解約と契約解除って、違うもの?』と迷いますよね。
「強制解約」「強制解除」はよく使われる言い方で、正式には保険会社による契約の解除を指しています。日本損害保険協会は、保険会社が契約を解除できる例として次の4つを挙げています。
| 解除の理由 | どういうことか |
|---|---|
| 告知義務違反 | 申込みの時に、聞かれたことに故意や重大な過失で正しく答えなかった |
| 通知義務違反 | 車の用途車種や使用目的の変更などを、故意や重大な過失で知らせなかった |
| 保険料の不払い | 分割払いの未納など、保険料が払われなかった |
| 重大事由 | 保険金を取る目的で事故を起こした、請求でうそをついたなど |
保険料の滞納による解約は、この中の「保険料の不払い」にあたります。自動車保険の未納での解約も、同じ意味で使われていますよ。
通知義務違反になりやすい変更
契約したあとで知らせる必要があるのは、車の用途車種や登録番号の変更と、使用目的の変更です。例えば、日常・レジャーで使っていた車を通勤に使い始めた時がこれにあたります。
日本損害保険協会によると、変化でリスクが高くなっても、保険会社が引き受けられる範囲なら追加の保険料で続けられます。範囲を超える時は、保険会社の判断で解除されることがあります。
「勝手に解約された」と感じた時は
『連絡もなく勝手に解約された』と感じる方もいます。ただ、多くの場合は、届いていたお知らせに気づいていなかったケースです。
引っ越しなどで住所や連絡先が古いままだと、保険会社からの大事なお知らせが届かなくなります。まずは保険会社に、解除の理由と日付、書面を送った先を確かめてみてください。
電話では、こんなふうに聞くと話が早いですよ。
「契約が解除になったと聞きました。理由と日付、お知らせを送った住所を教えてください」
「お調べします。お手元に証券番号はありますか」
自分から解約するのとは違う
契約者は、いつでも自分から契約を解約できます。これは保険会社からの解除とは別の話です。
自分で解約する時の流れは自動車保険の解約日はいつにする?で紹介しています。
自動車保険を強制解約されたら、補償と保険料はどうなる?
解除された日から先は、補償がありません。告知義務違反などの解除では、残りの期間について保険会社が定める計算方法の保険料が戻るのが基本です。ただし不正な目的の契約は無効や取消しになり、保険料は戻りません。
『解除されたら、払った保険料は全部無駄になるの?』と心配になりますよね。
戻るかどうかは、契約がどう終わったかで変わります。終わり方ごとに表にしてみました。
| 終わり方 | 補償 | 保険料 |
|---|---|---|
| 保険会社からの解除 | 解除から先はなし | 残りの期間について、保険会社の計算方法で戻る |
| 重大事由による解除 | 重大事由が起きた時から解除までの事故も払われない | 契約や状況による |
| 不正な目的の契約(無効) | なし | 戻らない |
| 詐欺・強迫による契約(取消) | なし | 戻らない |
保険金を不法に取る目的で結んだ契約は「無効」、詐欺や強迫で結んだ契約は保険会社が取消しをできるとされています。自動車保険の契約取消しは、解除とは扱いが違うので注意しましょう。

告知義務違反の解除と、それまでの事故
告知義務違反による解除は、将来に向かって効力があります。ただ、解除の前に起きた事故でも、違反した事実と事故に関係があれば、保険金は払われません。
反対に、正しく答えなかったことと事故に関係がなければ、保険金は払われます。
保険料を払う前の事故は補償されない
契約が成立していても、保険料が払い込まれていなければ、約款上、保険金は払われないのが一般的です。
口座振替などでは、払込期日の翌月末までに払えば払込み前の事故も補償するような猶予の決まりがある場合もあります。猶予の期間は保険会社ごとに違うので、引き落とせなかった時はすぐ連絡しましょう。
解除された後は、任意保険の補償がありません。新しい契約の補償が始まるまでは、その車を運転しないようにしましょう。
解除の理由ごとに、次の契約で困ること
次の契約で気をつけたいのは、前の契約のことを正しく伝えることと、等級の扱いです。保険会社の間では、等級や事故の件数に加えて、解約・解除の有無も確かめる制度があります。
『解除されたことは、次の保険会社に言わなくてもいい?』と思う方もいるかもしれませんね。
新しく申し込む時の告知事項には、前の契約の等級や事故の有無、ほかの自動車保険の契約などが含まれます。故意や重大な過失で正しく答えないと、新しい契約が解除され、保険金が払われない場合があります。
| 解除の理由 | 次の契約で困りやすいこと | 先にやっておくこと |
|---|---|---|
| 保険料の滞納・未納 | 引き受けるかどうかを保険会社が判断する | 未払いの保険料の扱いを確かめる |
| 告知義務違反 | 次の申込みでも正しい告知が求められる | 証券や書類で事実を確かめて答える |
| 通知義務違反 | 車の使い方の条件を正しく伝える必要がある | 使用目的や車の情報を整理する |
| 重大事由 | 新しい契約を結ぶのが難しくなることがある | 保険会社や専門の窓口に相談する |
保険会社を変えた時に、前の契約を確かめる制度があります。日本損害保険協会によると、交換される項目には適用等級や事故の件数のほか、解約・解除の有無も含まれています。
解除されたあと再契約すると等級はどうなる?
自動車保険の契約解除後に再契約した時の等級は、解除からの期間や保険会社の扱いで変わります。満期日から一定の期間を過ぎると新規契約の扱いになる、というのが日本損害保険協会の説明です。
一方で、1〜5等級や事故有の期間が残る契約は、他社に移ってもその等級を引き継ぐための制度があります。『解除されたから等級が消えて、6等級からやり直せる』とは考えないほうが安心です。
強制解約のあとに中断証明書は取れる?
中断証明書は、廃車や譲渡などで、やむを得ず契約を中断する時の仕組みです。保険会社に解除された契約で使えるかどうかは、保険会社に確かめる必要があります。
- 届いた書面で、解除の理由と日付を確かめる
- 未払いの保険料や、戻る保険料がないかを保険会社に聞く
- 車に乗る予定があるなら、新しい保険会社を探す
- 申込みでは、前の契約の等級・事故・解除のことを正しく伝える
- 保険料の払い方を、続けやすい方法にする

車を手放すことも選択肢になる
保険料の負担がきっかけで滞納してしまった場合は、車を持ち続けるかどうかを考える方もいます。
手放すなら、下取りだけでなく買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。
保険がまだ残っている場合は、解約・中断証明書・車両入替のどれにするかも決めておきましょう。選び方は車を売ったら自動車保険はどうする?で紹介しています。
任意保険は強制保険?自賠責保険との違い
法律で加入が義務付けられた強制保険は、自賠責保険です。任意保険(自動車保険)に入る法律上の義務はありませんが、自賠責で補償されない損害は任意保険で備える仕組みになっています。
『任意保険って、強制じゃないの?』と気になる方も多いはずです。
自賠責保険は、すべての自動車に契約が義務付けられた強制保険です。自動車保険の強制解約で任意保険が無くなっても、自賠責の契約は別に続いています。
- すべての車に加入が義務
- 補償は相手のケガや死亡(人身事故)だけ
- 限度額がある
- 入るかどうかは自分で決める
- 相手の車や物の損害、自分のケガ、自分の車も補償できる
- 自賠責の限度額を超えた分を補う
損害保険料率算出機構の資料では、2025年3月末の対人賠償の普及率は、任意保険が75.4%、共済も合わせると88.6%です。多くの車が、自賠責に加えて任意保険や共済に入っています。
自賠責だけでは、他人の車や建物などの物損は補償されません。任意保険に入らない時のリスクは任意保険に入らないとどうなる?で紹介しています。
自賠責が切れていたら任意保険以上に注意
任意保険の解除と一緒に、自賠責の期限も確かめておきましょう。車検のある車は、自賠責の期間が車検の期間を満たしていないと車検を受けられません。
自賠責に入らずに運転すると、法律違反になります。違反点数は6点で、直ちに免許停止などの処分の対象になり、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の定めもあります。
自動車保険の強制解約で知恵袋によくある相談
知恵袋では「強制解約のあと再加入できる?」「滞納で解約されたら他社に入れない?」という相談がとても多く読まれています。
ここでは、自動車保険の強制解約について多く読まれている相談を要約して紹介します。
「強制解約になった。再加入はできる?」
いちばん多く読まれていた相談です。保険料の滞納で解約されたあと、もう一度入れるのかを心配しています。
新しい契約を引き受けるかどうかは、保険会社が判断します。申込みでは前の契約のことを正しく伝え、払い続けられる払い方を選ぶことが大事です。
「滞納で解約されたら、他社の保険には入れない?」
滞納での解約が、ほかの保険会社への加入に影響するかという相談です。
保険会社の間では、等級や事故の件数、解約・解除の有無などを確かめる制度があります。隠さずに伝えたうえで、複数の保険会社に相談してみてください。
「申込みで、強制解約のことを伝える必要はある?」
新しい保険の申込みで、以前に解除されたことを言うべきかという相談です。
告知義務は、保険会社が聞いてきたことに正しく答える義務です。聞かれた事項には正確に答えましょう。
「未納分を払わないままにすると、請求は続く?」
未納で解約になったあと、残った保険料を払わなかったらどうなるかという相談です。
未払いの保険料がどう扱われるかは、契約の内容や保険会社によって違います。『放っておけば終わるかも』と考えず、届いた書面を確かめて、払い方を保険会社に相談してみてください。
次の保険を考えるうえでも、前の契約のことを書き出しておくと、申込みで正しく伝えやすくなりますよ。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
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販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
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| 査定依頼の実績 | 累計600万件以上(2025年12月末時点) |
| サービス開始 | 2007年 |
| 運営会社 | 株式会社エイチームライフデザイン(東証プライム上場企業 株式会社エイチームホールディングスのグループ会社) |
| 安心への取り組み | JPUC(日本自動車購入協会)のWeb監修/JPUC認定の適正買取店が参画 |
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よくある質問
自動車保険の強制解約とは何ですか?
保険会社の側から契約を解除することです。主な理由は、告知義務違反・通知義務違反・保険料の不払い・重大事由です。
自動車保険を滞納するとすぐに解約されますか?
解除になるまでの期間や猶予の決まりは、保険会社や払い方によって違います。引き落とせなかったと分かった時点で、すぐ保険会社に連絡しましょう。
契約解除されたら保険料は戻りますか?
解除の場合は、残りの期間について保険会社が定める計算方法の保険料が戻るのが基本です。ただし不正な目的の契約が無効になった時や、詐欺などで取り消された時は戻りません。
強制解約のあと再契約すると等級はどうなりますか?
解除からの期間や保険会社の扱いで変わります。1〜5等級など割増の等級は、他社に移っても引き継ぐ制度があるので、保険会社に確かめてください。
まとめ
- 自動車保険の強制解約は、保険会社が契約を解除すること
- 主な理由は告知義務違反・通知義務違反・保険料の不払い・重大事由
- 解除後は補償がなく、残りの期間の保険料は保険会社の計算方法で戻るのが基本
- 次の契約では、前の契約の等級・事故・解除のことを正しく伝える
- 強制保険は自賠責で、任意保険はその上乗せとして物損や自分の補償を備える




