7S等級・7等級とは|2台目の新規契約で始まる等級と割引率

2台の乗用車のシルエットと等級の階段のイラスト、7等級の意味を解説する記事のアイキャッチ

当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

保険証券や見積もりに「7S等級」「7F等級」と書かれていて、『7等級なのは分かるけど、SやFって何?』と気になった方も多いはずです。

結論から言うと、自動車保険の7等級は、2台目の車の新規契約や、6等級で1年無事故だった時などに使われる等級です。SやFの記号は保険会社の呼び方なので、意味は証券や保険会社で確かめるのが確実です。

この記事では、7等級になる場面と割引率の例、保険料の見方を表で紹介しますね。

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目次

自動車保険の7等級とは?まず押さえたいこと

先に結論

7等級は、ノンフリート等級の1〜20等級のうち、新規契約の6等級の1つ上にあたる等級です。損害保険料率算出機構の説明では、新規の契約は通常6等級で、2台目以降の車の契約で一定の条件を満たすと7等級から始まります。

ノンフリート等級は、前の年の事故の有無で翌年の保険料が変わる仕組みです。1年事故がなければ1等級上がり、保険金を受け取る事故1件で3等級下がります。

その中で7等級は、少し特別な等級なんです。同じ7等級でも、どうやってそこに来たかで割引率が変わります。

7等級の種類どんな時に使われるか割引率の例(参考純率)
新規の7等級2台目以降の車の新規契約で条件を満たした時38%割引
継続の7等級(無事故)6等級で1年間事故がなかった時など27%割引
継続の7等級(事故有)上の等級から事故で下がって7等級になった時14%割引

この割引率は、日本損害保険協会が「例」として載せている参考純率の値(2021年改定後)です。実際の割引率は保険会社・商品によって違います。

7等級から上と下はどう動く?

7等級で1年無事故なら、翌年は8等級です。反対に、7等級で3等級ダウンの事故があると、翌年は4等級になります。

4等級は、参考純率の例で7%割増です。7等級までは割引でも、4等級からは保険料が割り増しになる点は覚えておきましょう。

8等級以降の割引率は8〜16等級の割引率と保険料|自分の等級の位置を知るでくわしく紹介しています。

7S等級・7F等級の記号は何を表している?

ここが大事なところです

7S等級・7F等級のような記号は、保険会社が証券などで使う呼び方で、公的な定義は見当たりません。記号だけで意味を決めつけず、証券の等級欄や事故有係数適用期間の欄を一緒に見てください。

『7Sの次は7F?それとも8?』と迷う方もいますよね。実は、こうした記号の付け方は保険会社ごとに違うんです。

公的な資料で確認できるのは、損害保険料率算出機構の2011年の資料で、新規の6等級・7等級が年齢条件ごとに区分されていたことまでです。今の参考純率でどう区分されているかは、公表資料では分かりませんでした。

だから、自動車保険の7S等級や7F等級の意味は、自分の契約の保険会社に聞くのが一番早いです。電話で聞く時は、こんなふうに聞くと話が早いですよ。

「証券にある7S等級というのは、新規の7等級という意味ですか?」
「来年、無事故で更新したら何等級になりますか?」

記号より先に見ておきたい欄

記号の意味が分からなくても、証券で次の欄を見れば、自分の等級の状態はだいたい分かります。

証券で確かめる欄
  • 等級の数字(7など)
  • 事故有係数適用期間(0年か、1年以上か)
  • 前の契約からの事故の件数
  • 保険期間と満期日

事故有係数適用期間が0年なら無事故の割引率、1年以上なら事故有の割引率が使われる、というのが参考純率の仕組みです。記号の見方は6S・7Fなど等級の記号とは|証券の表記の確かめ方でもまとめています。

7等級になるのはどんな場面?一覧で見る

7等級になる道筋はいくつかあります。自分がどれに当たるかで、割引率も来年の動き方も変わります。

自動車保険で7等級になる5つの場面を、新規・継続・事故の後・中断の再開に分けた図解
場面7等級の種類翌年に無事故なら
2台目の車を新規で契約した新規の7等級8等級
初めての契約(6等級)から1年無事故継続の7等級(無事故)8等級
10等級で3等級ダウンの事故継続の7等級(事故有)8等級(事故有の期間は残る)
8等級で1等級ダウンの事故継続の7等級(事故有)8等級(無事故の割引率に戻る)
中断証明書で7等級を残して再開中断前の等級を引き継ぐ8等級

事故有の期間は、3等級ダウンなら3年、1等級ダウンなら1年です。期間中にまた事故があると加算され、上限は6年です。

2台目で7等級スタートになる条件

『2台目なら誰でも7等級から入れるの?』と思う方もいるかもしれませんね。

日本損害保険協会の契約概要のひな形では、2台目を7等級から始める条件として、次のような枠組みが示されています。

2台目が7等級になる条件の枠組み
  1. すでに自動車保険(他の保険会社・共済を含む)を契約していて、2台目以降の車として初めての契約であること
  2. 1台目の等級が一定以上であること
  3. 2台目の記名被保険者が、1台目の記名被保険者・その配偶者・どちらかの同居の親族のいずれかであること
  4. 2台目の所有者も、同じような範囲の個人であること
  5. 1台目・2台目とも自家用の車であること

1台目に求められる等級の数字は、ひな形では伏せられていて、保険会社によって違います。保険会社は、1台目の契約の有無や等級を確認する制度を使って調べます。

セカンドカーの割引の始め方は2台目の車の等級は?セカンドカー割引の条件と始め方でくわしく紹介しています。

中断の再開で7等級に戻る場合

車を手放して中断証明書を取っていた方は、新しい車で保険を再開すると、中断前の等級を引き継げます。

国民生活センターの資料では、中断証明書を出してもらうと、7等級以上の等級を最長10年引き継げると説明されています。ただ、条件や書類は保険会社によって違うので、手続きの前に確かめてみてください。

7等級の保険料と割引率はどう考える?

先に結論

7等級の保険料は、割引率だけでは決まりません。車の型式ごとの料率クラス、年齢条件、運転者の範囲、補償の中身などの組み合わせで決まるので、同じ7等級でも人によって大きく違います。

『7等級の保険料の相場ってどれくらい?』と気になりますよね。ただ、相場の金額は条件がそろわないと比べられないので、この記事では金額は出しません。

その代わり、自動車保険7等級の保険料を自分で見積もる時に、そろえておきたい条件を表にしました。

保険料を左右するもの7等級の人が見ておきたい点
等級と事故有係数適用期間新規・無事故・事故有のどれか
料率クラス車の型式ごとに決まり、毎年見直される
年齢条件運転する人の年齢の範囲
運転者の範囲本人・配偶者に限るかどうかなど
補償の中身車両保険の有無、対人・対物の金額
車の新しさ初度登録からの期間で新車割引がある

参考純率の新車割引は、初度登録から25か月以内、49か月以内、それより後の3つに分かれています。新車割引の期間が終わると、等級が上がっても保険料の下がり方が小さく見えることがあります。

軽自動車の7等級の保険料は?

軽自動車の7等級の保険料も、考え方は同じです。等級の割引率は普通車と同じ表を使い、車の型式ごとの料率クラスが違います。

損害保険料率算出機構の説明では、軽自動車の料率クラスは1〜7の7つ、普通車・小型車は1〜17の17クラスです。軽自動車でも、クラスや車両保険の有無で保険料は変わります。

7等級の割引率を6等級と比べると

参考純率の例で、6等級と7等級の割引率を並べてみました。

等級割増引率の例
新規の6等級3%割増
継続の6等級13%割引
新規の7等級38%割引
継続の7等級(無事故)27%割引
継続の7等級(事故有)14%割引

新規の7等級は、継続の7等級より割引率が大きい例になっています。2台目を7等級から始められるのは、それだけ保険料の負担が軽くなるということなんです。

いずれも参考純率の例で、実際の割引率は保険会社によって違います。等級ごとの保険料の差の出し方は等級ごとの保険料はいくら違う?比べ方と目安で紹介しています。

7等級についての知恵袋によくある相談

相談から見えること

7等級の相談は「記号の意味」「思ったより安くならない」「中断証明書が使えるか」に集まっています。どれも、自分の証券と保険会社への確認で答えが出るものです。

知恵袋に寄せられた7等級の相談を、要約して答えますね。

相談1:6S等級から7F等級になったのに、保険料があまり下がらない

「割引率の表では3割近く安くなるはずなのに、実際は数パーセントしか下がらなかった」という相談です。

これは珍しいことではありません。等級以外にも、料率クラスの見直し、新車割引の期間の終了、参考純率の改定など、保険料を動かす要素がいくつもあるからです。

保険会社に「等級以外で保険料が変わった項目はありますか」と聞くと、理由が分かりやすくなりますよ。

相談2:セカンドカー割引の7等級で中断証明書は出せる?

「2台目として7等級で入った車を手放す時、中断証明書を出してもらえるのか」という相談です。

国民生活センターの資料では、中断証明書は7等級以上の等級が対象と説明されています。ただ、新規の7等級が対象になるかを含めて、条件は保険会社によって違います。解約の前に、保険会社に確かめておきましょう。

相談3:7等級で事故を起こしたら、保険料はいつから変わる?

「7等級で事故を起こして保険を使ったら、来月から上がるのか、来年からなのか」という相談です。

等級は、事故があった次の契約から反映されるのが仕組みです。7等級で3等級ダウンなら、次の契約は4等級になります。くわしくは事故で等級はいくつ下がる?3等級ダウンと保険料の変化で紹介しています。

7等級の車を手放す時に決めておきたいこと

『2台目を手放すことになったら、7等級はどうなるの?』と心配になる方もいますよね。

7等級の車を手放す時は、保険をどうするかを先に決めておくと手続きがスムーズです。

手放し方保険の扱い
別の車に乗り換える車両入替で今の等級を引き継ぐ
しばらく車を持たない中断証明書を取って等級を残す
もう車を持たない解約する

中断証明書の手続きは、日本損害保険協会の説明で、一般的に解約日から13か月以内(または5年以内など)とされています。条件は保険会社によって違います。

売り方も比べておく

保険料や修理費の負担をきっかけに車を手放すなら、下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。

古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすいですよ。保険の手続きと売り方の組み合わせは車を売ったら自動車保険はどうする?解約・中断・入替の選び方で紹介しています。

補足

手放す日と保険の解約日がずれると、車がない期間の保険料を払い続けることがあります。売る日が決まったら、保険会社にも早めに連絡しておきましょう。

7等級の人が証券で確かめる順番を4つのステップで示した図解

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

7S等級と7F等級の違いは何ですか?

保険会社が年齢区分や事故の有無などを表すのに使う呼び方で、公的な定義はありません。意味は証券や保険会社で確かめてください。

自動車保険の7等級スタートはどんな人が使えますか?

2台目以降の車を新規で契約する時に、1台目の等級が一定以上などの条件を満たす人です。1台目に必要な等級の数字は保険会社によって違います。

7等級の割引率はどれくらいですか?

参考純率の例では、新規の7等級が38%割引、継続の7等級が無事故27%割引・事故有14%割引です。実際の割引率は保険会社・商品によって違います。

ノンフリート等級の7等級で1年無事故ならどうなりますか?

翌年は8等級に上がります。事故有の期間が残っている場合は、期間が終わるまで事故有の割引率が使われます。

まとめ

7等級は、2台目の新規契約や、6等級からの1年無事故などで使われる等級です。同じ7等級でも、新規・無事故・事故有で割引率の例が違います。

まず証券で等級と事故有係数適用期間を見て、記号の意味は保険会社に確かめてみてください。自動車保険の全体像は自動車保険とは|任意保険の補償と選び方をやさしく解説で紹介しています。

この記事の要点
  • 7等級は、2台目の新規契約や6等級からの1年無事故などで使われる
  • 参考純率の例では、新規7等級38%割引、継続7等級は無事故27%・事故有14%割引
  • 7S・7Fなどの記号は保険会社の呼び方で、公的な定義はない
  • 2台目の7等級スタートには、1台目の等級が一定以上などの条件がある
  • 保険料は等級だけでなく料率クラスや年齢条件などの組み合わせで決まる
  • 手放す時は車両入替・中断証明書・解約のどれにするかを先に決める
自動車保険ナビ

自動車保険ナビ 編集部

自動車保険(任意保険)の補償と特約、等級の仕組み、保険料の決まり方、見積もりと乗り換え、事故の時の流れ、車を買い替える・売る・手放す時の保険の扱いまで、公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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