当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。
更新の案内を見て『保険料が上がってる…別の保険に変えようかな』と考えている方も多いはずです。
結論から言うと、自動車保険の乗り換えは、新しい契約の開始日と、今の契約の満期日や解約日をぴったりそろえるのがいちばん大事です。そうすれば、等級は引き継がれ、補償の空白も生まれません。
確かめる順番は、まず保険証券で等級と満期日を見る、次に同じ条件で見積もる、最後に開始日と解約日を合わせて申し込む、です。
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自動車保険の乗り換えで、まず確かめる3つのこと
乗り換えの前に確かめるのは「今の等級と事故有係数適用期間」「満期日(または解約したい日)」「今の補償の中身」の3つです。どれも保険証券に書かれています。
『乗り換えって、手続きが面倒そう』と感じますよね。
実は、自動車保険の変更方法そのものはシンプルなんです。新しい保険に申し込んで、古い保険を終わらせる。この2つを、日付を合わせて行うだけです。

| 確かめること | どこを見るか | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 等級と事故有係数適用期間 | 保険証券 | 新しい保険の見積もりに使う |
| 満期日・保険期間 | 保険証券、更新の案内 | 新しい契約の開始日を決める |
| 補償の中身と特約 | 保険証券 | 同じ条件で見積もって比べる |
| 年齢条件と運転者の範囲 | 保険証券 | 実際に運転する人に合っているか見直す |
| 払い方 | 証券、引き落としの記録 | 途中でやめる時の精算に関わる |
等級は保険会社を変えても引き継がれる
『会社を変えたら、等級がリセットされない?』と心配になる方もいますよね。
保険会社や共済の間には、前の契約の等級や事故の件数を確かめ合う制度があります。条件を満たせば、高い等級も別の会社に引き継がれます。
逆に、1〜5等級などの低い等級や事故有係数適用期間がある契約も、別の会社に移って引き継がれる制度があります。乗り換えで等級をリセットすることはできない、と覚えておきましょう。
見積もりの時に聞かれること
乗り換えの見積もりや申し込みでは、契約の時に正しく答える「告知事項」を聞かれます。
- 車の情報(用途車種・登録番号・使用目的など)
- 記名被保険者の情報(氏名・免許証の色など)
- 前の契約の等級・事故の有無
- 他に入っている自動車保険の有無
故意や重大な過失で事実と違うことを答えると、契約が解除されたり保険金が支払われなかったりする場合があります。証券を見ながら正確に答えてください。
新しい契約の開始日と、古い契約の終わりを合わせる段取り
乗り換えで失敗しやすいのは、日付のずれです。新しい契約の開始が遅れると補償の空白が生まれ、早すぎると同じ期間に2つの保険料を払うことになります。
『どの順番で手続きすればいいの?』が一番迷うところですよね。
満期で乗り換える場合を例に、時系列で段取りを並べてみました。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 満期の1〜2か月前 | 更新の案内と証券で、等級と満期日を確かめる | 案内が来なくても満期日は自分で管理する |
| 満期の1か月前ごろ | 同じ補償の条件で、いくつかの保険会社の見積もりを取る | 補償をそろえて保険料を比べる |
| 決めたら早めに | 新しい保険に申し込み、開始日を今の満期日にする | 開始の時刻もそろえる |
| 申し込み後 | 今の保険会社に、継続しないことを伝える | 自動継続の設定なら止めてもらう |
| 満期日 | 新しい契約が始まる | 新しい証券が届いたら中身を確かめる |
保険会社には満期を知らせる義務がないので、満期の管理は契約者がすることになっています。案内が届くのを待たず、証券で満期日を確かめておきましょう。
- 保険証券で等級・満期日・補償を確かめる
- 同じ条件で見積もりを取り、乗り換え先を決める
- 新しい保険の開始日を今の満期日にして申し込む
- 今の保険会社に継続しないことを伝える
- 新しい証券で等級と補償を確かめる
満期で乗り換える時は解約しなくていい?
満期で乗り換える場合、今の契約は満期で終わるので、途中解約の手続きは原則いりません。
ただし自動継続の設定になっていると、そのまま次の契約が始まってしまうことがあります。満期で乗り換える時は、今の保険会社に「継続しない」とはっきり伝えておきましょう。
途中で乗り換える時は解約日を開始日にそろえる
契約の途中で乗り換える時は、今の保険を中途解約して、新しい保険を始めます。
この時は、今の契約の解約日と、新しい契約の開始日を同じ日にします。新しい保険の申し込みと支払いを済ませてから、今の保険会社に解約を伝える順番にすると、空白が生まれにくくなります。
| 手続き | 満期で乗り換え | 途中で乗り換え |
|---|---|---|
| 今の保険 | 継続しないと伝える | 解約日を決めて解約する |
| 新しい保険の開始日 | 今の満期日 | 今の解約日と同じ日 |
| 戻る保険料 | 基本的に無い | 残りの期間に応じて戻ることがある |
| 等級の扱い | 1年分の無事故が反映される | 次に等級が上がる時期を確かめる |
代理店とネットで、任意保険の切り替え方法は違う?
『代理店で入っている保険を、ネットの保険に変えたい。何か特別な手続きがいる?』と迷う方もいますよね。
任意保険を乗り換えて今の契約を解約する時の基本は同じです。代理店は契約の変更や解約の受付もしているので、代理店経由の契約なら、まず担当の代理店に伝えるのが近道です。
| 今の契約の入り方 | 乗り換えの解約や「継続しない」連絡の先 |
|---|---|
| 代理店(販売店や整備工場の窓口を含む) | 担当の代理店、または保険会社 |
| 保険会社に直接(電話・インターネット) | 保険会社の窓口やマイページ |
解約の連絡をすると、引き止めや見直しの提案をされることもあります。乗り換え先がもう決まっている時は、こう伝えると話が早いです。
「他の保険に切り替えるので、〇月〇日付けで解約をお願いします」
自賠責保険は乗り換えと関係ない
自動車保険を乗り換えても、自賠責保険はそのまま続きます。自賠責は法律で入ることが決まっている別の保険で、任意保険の切り替えとは手続きが別です。
- 対人・対物の保険金額
- 人身傷害や車両保険の有無と金額
- 付けている特約の一覧
- 年齢条件と運転者の範囲
- 自賠責の保険期間(別の保険として管理する)
今の補償を書き出しておくと、乗り換え先で同じ条件を選びやすくなります。保険料だけでなく、補償をそろえて比べることが乗り換えで後悔しないコツです。
乗り換えの解約日は「最後に決める」
乗り換えの解約日は、新しい保険の開始日が決まってから決めましょう。
解約日の決め方は自動車保険の解約方法|連絡先・必要なもの・解約日の決め方でくわしく紹介しています。
自動車保険を乗り換えるデメリットと注意点
乗り換えのデメリットは、日付のずれによる空白期間、途中解約で戻る保険料が減ること、等級が上がる時期のずれなどです。どれも事前に確かめれば避けられることが多いです。
『乗り換えたら損をすることもあるの?』と気になりますよね。
よくある注意点を、どうすれば避けられるかと一緒に並べてみました。
| 注意点 | 何が起きるか | 避け方 |
|---|---|---|
| 補償の空白期間 | 新しい契約が始まる前の事故は補償されない | 開始日と解約日・満期日をそろえる |
| 満期から間があく | 一定の期間を過ぎると新規の扱いになり、等級の割引が受けられないことがある | 満期日までに手続きを終える |
| 途中解約の返戻 | 残りの期間分がそのまま全部戻るとは限らない | 解約日ごとに戻る額を聞く |
| 等級が上がる時期 | 途中で乗り換えると、次に等級が上がる時期が変わることがある | 見積もりの時に「次は何等級になるか」を聞く |
| 補償や特約の違い | 前の保険で付いていた特約が無いことがある | 証券と見比べて補償をそろえる |

新しい契約が始まる前に運転して事故を起こすと、どちらの保険でも補償されません。満期を過ぎてしまった時は、新規の扱いになるかも含めて、まず保険会社に確かめましょう。
乗り換えに違約金はかかる?
途中で乗り換えると、戻る保険料が残りの期間分より少ないことがあり、『違約金を取られた』と感じる方もいます。
これは保険会社の経費に充てる部分が差し引かれる場合があるためです。「違約金」という名前の費用があるかは保険会社・契約によって違うので、「今乗り換えたら、いくら戻るか」を金額で聞いておきましょう。戻り方は自動車保険の解約返戻金はいくら戻る?月割と短期率で紹介しています。
3年契約の途中で乗り換える時
3年などの長期契約は、1年ごとに払うより総額が安くなる契約です。
3年契約の途中で解約して乗り換える時は、精算の方法や、次の契約で使える等級の扱いが1年契約と違うことがあります。「今解約したら、いくら戻り、次の契約は何等級になるか」を保険会社に確かめてから決めましょう。
等級が上がる時期は見積もりで聞いておく
途中で乗り換えると、次に等級が上がるのがいつになるかが変わることがあります。扱いは保険会社によって違うので、見積もりの時に聞いておくのがいちばん確実です。
例えば、こんなふうに聞いてみてください。
「今月から乗り換えた場合、次に等級が上がるのはいつで、何等級になりますか」
「今の契約の満期まで待った場合と比べて、違いはありますか」
事故の対応中の乗り換え
事故の対応が終わっていない時に乗り換えると、どちらの保険会社に何を連絡するのか分かりにくくなります。
事故の件数は保険会社どうしで確かめる制度もあるので、事故があった時は申し込みの時に正しく伝えてください。
自動車保険を変えるタイミングはいつがいい?
乗り換えのタイミングは、満期のタイミングがいちばん手続きが少なく済みます。途中でもできますが、戻る保険料や等級の時期を確かめてから決めましょう。
『満期まで待つべき?今すぐ変えるべき?』と迷う方も多いですよね。
変更のタイミングは、大きく分けて「満期」「契約の途中」「車の買い替え」の3つです。
| タイミング | 向いている人 | 注意すること |
|---|---|---|
| 満期 | 保険料や補償を見直したい人 | 満期日までに新しい契約を申し込む |
| 契約の途中 | 今すぐ補償や保険料を変えたい人 | 戻る保険料と等級の時期を確かめる |
| 車の買い替え | 新しい車で保険も見直したい人 | 車両入替か新しい契約かを決める |

それぞれのくわしい比べ方は自動車保険の乗り換えのタイミング|満期前と途中の違いで紹介しています。
満期を過ぎた後に乗り換える時
満期を過ぎてしまってから乗り換える場合は、注意が必要です。
満期から一定の期間を過ぎても継続の手続きをしないと、新規の契約の扱いになり、等級の割引が受けられなくなることがあります。その期間が何日かは保険会社によって違うので、気づいたらすぐに今の保険会社に連絡してみてください。
満期を過ぎてから乗り換えの見積もりを取り始めると、手続きが間に合わないこともあります。満期日を手帳やスマホに入れておき、1か月前には見積もりを始めておくと安心です。
記名被保険者の変更や車の買い替えと一緒に乗り換える時
記名被保険者を変える、車を買い替える、といった変更と乗り換えを同時に行う時は、等級がどう扱われるかを先に確かめます。記名被保険者の変更で等級を引き継げるかは、保険会社に確認が必要です。
『乗り換えるついでに、夫婦で名義を変えたい』という方もいますよね。
記名被保険者は、保険証券に書かれた、補償の中心になる人です。記名被保険者を配偶者や同居の親族に変えて等級を引き継げるかは、公的な説明が見当たりません。保険会社によって扱いが違うので、乗り換えの前に確かめてください。
| 一緒に行う変更 | 確かめること |
|---|---|
| 記名被保険者を家族に変える | 等級を引き継げるか、保険会社に確かめる |
| 契約者を変える | 解約や返戻金を受け取るのは契約者 |
| 車を買い替える | 車両入替の要件を満たすか |
| 年齢条件や運転者の範囲を変える | 変える時は保険会社への連絡が必要 |
車を買い替える時は車両入替も選べる
車を買い替える時は、今の契約のまま新しい車に入れ替える「車両入替」という手続きがあります。新しい車の所有者や用途車種などの要件を満たせば、今の等級を新しい車に移せます。
車両入替をしてから、満期で別の保険に乗り換えるという順番も考えられます。くわしくは車を買い替えたら自動車保険は?車両入替の手続きと等級を見てみてください。
2台目の車だけ別の会社にする時
2台目以降の車を新しく契約する時は、一定の条件を満たすと7等級から始められる仕組みがあります。この条件の中の「すでに入っている自動車保険」には、他の保険会社や共済の契約も含まれます。
つまり、1台目と2台目で保険会社が違っても使える場合があるんです。1台目の等級などの条件は保険会社によって違うので、申し込みの時に確かめてください。
年齢条件や運転者の範囲を変える時
運転者の年齢条件、運転者の範囲、車の買い替えは、変える時に保険会社へ連絡が必要です。連絡しないと、変更前の条件が使われて保険金が支払われない場合があります。
乗り換えのタイミングで家族の状況も見直しておくと、補償の過不足に気づきやすくなります。
保険料をきっかけに車を手放すことを考えたら
保険料や修理費の負担が重くなって、今の車を手放すことを考える方もいます。
その時は、下取りだけでなく買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。
手放す時は、保険を解約するか、中断証明書を取るか、次の車に車両入替をするかも決めておきましょう。選び方は車を売ったら自動車保険はどうする?解約・中断・入替の選び方で紹介しています。
自動車保険の乗り換えについての知恵袋によくある相談
知恵袋では「保険料が上がったので乗り換えたい」「満期日から別の保険にした時の手続き」「途中で変えた時の保険料の計算」といった相談がよく読まれています。
ここでは、多く読まれている相談を要約して紹介します。
「更新で保険料が上がった。乗り換えたほうがいい?」
今の保険の更新案内で保険料が上がっていて、乗り換えを考えている、という相談です。
保険料が上がる理由は、等級の変化だけでなく、料率クラスの見直しや保険会社の改定などもあります。乗り換えを考える時は、今と同じ補償の条件で見積もりを取り、保険料と補償の両方で比べてみてください。
「満期日から別の保険に変えた。前の保険の手続きは何がいる?」
満期日から新しい保険を始めたけれど、前の保険で何か手続きが必要か分からない、という相談です。
満期で終わる契約なら途中解約はいりませんが、自動継続の設定なら継続しないことを伝える必要があります。前の保険会社に「満期で終了したい」と連絡しておくと安心です。
「途中で契約を変えたら、保険料は日割?月割?」
契約の途中で変更や乗り換えをした時、保険料がどう計算されるのか知りたい、という相談です。
途中で解約した時の返戻や、途中で契約内容を変えた時の差額の計算方法は、保険会社が定めています。日割か月割かは保険会社・商品によって違うので、変更する日を伝えて金額を出してもらいましょう。
「契約者を家族に変えて乗り換えたい。等級はどうなる?」
家族の勤め先経由の保険に入り直したら安くなると聞き、名義を変えて乗り換えた、という相談です。
契約者や記名被保険者を変える時に等級を引き継げるかは、保険会社によって扱いが違います。乗り換える前に、今の等級をそのまま使えるかを乗り換え先に確かめてから申し込んでください。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
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販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
- まず、控えめな下取り額を提示される
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それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

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よくある質問
自動車保険の乗り換えはいつがいいですか?
手続きが少なく済むのは満期のタイミングです。途中でも乗り換えられますが、戻る保険料と、次に等級が上がる時期を確かめてから決めましょう。
自動車保険を途中で乗り換えると等級はどうなりますか?
等級は保険会社どうしで確かめて引き継がれます。ただし次に等級が上がる時期が変わることがあるので、乗り換え先に「次は何等級になるか」を聞いておくと安心です。
乗り換えの時、今の保険の解約はいつ伝えればいいですか?
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3年契約の途中で乗り換えることはできますか?
契約者はいつでも解約できるので、乗り換えることはできます。ただし長期契約は精算や等級の扱いが1年契約と違うことがあるので、戻る額と次の等級を保険会社に確かめてください。
自動車保険の変更に必要なものは何ですか?
今の保険証券、車検証、運転免許証があると、見積もりや申し込みがスムーズです。前の契約の等級や事故の有無も聞かれるので、証券を手元に用意しておきましょう。
まとめ
- 自動車保険の乗り換えは、新しい契約の開始日と今の満期日・解約日をそろえるのがコツ
- 等級は保険会社どうしで確かめて引き継がれ、低い等級もリセットされない
- 満期の乗り換えは「継続しない」と伝え、途中の乗り換えは解約日を開始日に合わせる
- 途中解約の返戻は全額とは限らず、3年契約は精算や等級の扱いを確かめる
- 記名被保険者の変更で等級を引き継げるかは、保険会社に確かめる




