自動車保険のおすすめはどう選ぶ?自分に合う保険の決め方

保険証券とチェックリストが並ぶ机と、自動車保険のおすすめの決め方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

車を買い替えたり、更新が近づいたりして、『自動車保険って結局どこがいいの?』と迷っていませんか。

結論から言うと、自動車保険のおすすめは人によって違うので、会社の名前より先に「自分に合う補償」を決めるのが近道です。確かめる順番は、まず保険証券で今の補償と等級を見る、次に運転する人・車・使い方から補償を決める、最後に同じ条件で何社か見積もる、です。

この記事では、自分に合う自動車保険の決め方を、順番に紹介します。

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目次

自動車保険のおすすめが人によって違う理由

先に結論

自動車保険の保険料や補償の合い方は、運転する人の年齢や等級、車、使い方で大きく変わります。だから、ほかの人のおすすめがそのまま自分に合うとは限らないんです。

『みんなが入っているところなら安心かな』と思う気持ち、よく分かります。

ただ、自動車保険の保険料は、たくさんの条件の組み合わせで決まります。損害保険料率算出機構が示している参考純率の区分を見ると、そのことがよく分かります。

保険料が変わる条件どう変わるか
用途・車種普通乗用車か軽か、貨物かなどで区分が違う
型式別料率クラス車の型式ごとにクラスが決まっている
年齢条件運転する人の年齢の範囲で変わる
ノンフリート等級1〜20等級と事故の有無で割引・割増が変わる
運転者限定運転する人の範囲で変わる
補償の内容と金額付ける補償と金額の合計で決まる

実際の区分は保険会社ごとに違い、使い方や地域などで保険料を変えている会社もあります。

「大手」や会社名だけで決めない

自動車保険の大手や、大手4社といった言葉で探す方もいますよね。

この記事では、自動車保険会社名や順位は挙げません。会社の大きさや名前より、自分の条件で見積もった金額と補償の中身のほうが、選ぶ時の材料としては確かだからです。

自動車保険の結局どこがいいかは「比べて決める」

自動車保険で結局どこがいいかは、自分の条件で何社か見積もって比べないと分かりません。

それが遠回りに見えて、いちばん後悔しにくい決め方なんです。比べ方は自動車保険の比較のしかた|補償をそろえて保険料を比べるで紹介しています。

同じ人でも、合う保険は年によって変わる

一度決めた保険が、ずっと合い続けるとは限りません。暮らしが変わると、合う補償も変わるんです。

こんな変化があったら見直したいこと
子どもが免許を取った年齢条件と運転者の範囲
車を買い替えた車両入替と車両保険の金額
通勤に車を使い始めた使用目的の区分
引っ越した住所の変更の届け出
車が古くなってきた車両保険を続けるか

運転者の年齢条件や範囲を変えた時、車を買い替えた時は、保険会社への連絡が要ります。知らせないと変更前の条件のままとされ、保険金が支払われない場合があるので気をつけましょう。

運転する人・車・使い方の3つから補償を決める順番

先に結論

自分に合う自動車保険の決め方は、「運転する人」「車」「使い方」の順に考えることです。この3つが決まると、付ける補償と条件が自然としぼれていきます。

『補償の種類が多すぎて、どれを付ければいいか分からない』という方も多いはずです。

そこで、次の順番で決めてみてください。

補償を決める順番
  1. 運転する人を決める(自分だけ・夫婦・家族、いちばん若い人の年齢)
  2. 車の条件を確かめる(車の価値、ローンの有無、新しさ)
  3. 使い方を確かめる(買い物やレジャーだけか、通勤や仕事にも使うか)
  4. 相手への賠償の補償を決める
  5. 自分や同乗者のケガの補償を決める
  6. 車両保険と特約を付けるか決める
運転する人・車・使い方の順に自動車保険の補償を決めていく流れの図解

1. 運転する人で決まること

運転する人の範囲と年齢で、年齢条件と運転者限定が決まります。

年齢条件は、運転する人のうち最も若い人の年齢で決めるのが基本です。家族が運転するのに本人だけに限定していると、家族の運転中の事故は補償されません。

運転する人決めること気をつけたいこと
自分だけ本人限定にするか家族がたまに運転するなら外さない
夫婦本人・配偶者限定子どもが運転し始めたら見直す
家族家族限定や限定なしいちばん若い人の年齢で条件を決める

運転者の範囲の名前や区分は、保険会社ごとに違います。

家族で決める時は、こんな会話から始めてみてください。

「この車、誰がどのくらい運転する?」
「週末にたまに運転するかも。帰省した時もね」

たまにでも運転する人がいるなら、その人も補償の範囲に入るように決めておきましょう。

2. 車で決まること

車の条件で考えたいのは、主に車両保険です。

新しい車やローンが残っている車は、壊れた時の負担が大きいので、車両保険を付けるかをよく考えたいところです。古い車は、車両保険の金額と保険料のつり合いを見て決めます。

車両保険の要る・要らないは、車両保険は必要か?いらない人・入るべき人の判断基準でくわしく紹介しています。

3. 使い方で決まること

車を通勤や仕事に使うかどうかで、使用目的の区分が変わることがあります。

使用目的を日常・レジャーから通勤・通学に変えた時は、保険会社へ知らせる義務があります。実際と違う区分のままだと、保険金が支払われない場合があるので気をつけましょう。

相手への補償はまず手厚く

日本損害保険協会によると、対人賠償は高額な判決の例が多いため無制限が一般的で、対物賠償も無制限にするのが一般的とされています。

ここを削って保険料を下げるより、ほかの所で調整するのが安心です。

自分や同乗者のケガの補償はどう考える?

ケガの補償には、主に人身傷害保険と搭乗者傷害保険があります。

補償支払われ方考え方
人身傷害保険約款の基準で計算した損害額を、過失による減額なしで受け取れるケガの補償の中心になる
搭乗者傷害保険あらかじめ決めた金額を受け取れる人身傷害に上乗せするかを考える

保険会社によっては、ほかのケガの補償を人身傷害保険にまとめて販売している場合もあります。見積書で、どの補償が入っているかを確かめてみてください。

自動車保険会社の選び方:補償以外に見るところ

先に結論

自動車保険会社を選ぶ時は、補償と保険料のほかに、事故の時の受付、ロードサービス、手続きのしやすさも見ておきましょう。補償が同じでも、困った時の頼りやすさは会社ごとに違います。

補償が決まったら、次は任意保険会社の選び方です。

『保険料が安いところなら、どこでも同じでしょ?』と思うかもしれませんね。ただ、契約してから関わる場面は、意外と多いんです。

自動車保険会社を選ぶ時に見るところ
  • 同じ補償の条件での保険料
  • 事故の受付時間と連絡の方法
  • ロードサービスの中身と使える場面
  • 住所変更や車の買い替えの手続きの方法
  • 申し込み方(ネットで直接か、代理店で相談か)
自動車保険会社を選ぶ時に補償と保険料のほかに見るところをまとめた図解

ネット型か代理店型か

保険会社に直接申し込むネット型と、代理店を通す代理店型があります。

自分で補償を決められる人はネット型、相談しながら決めたい人は代理店型が向きやすいです。違いはネット型(ダイレクト型)自動車保険とは|代理店型との違いと代理店・ディーラーで入る自動車保険|メリットと見直しのコツで紹介しています。

特約は名前ではなく中身で比べる

特約の名前や中身は、保険会社や商品ごとに違います。

例えば、弁護士費用の特約や、他の車を運転する時の特約なども、呼び方が会社ごとに違うんです。見積書では「どんな時に何が支払われるか」で比べてみてください。

よくある失敗
  • 保険料だけを見て、補償の条件が違う見積もりと比べる
  • 家族が運転するのに、運転者の範囲を狭くしたまま契約する
  • 特約の中身を見ずに、付いている数の多さで選ぶ
  • 事故の時の連絡先を確かめずに契約する

車を手放すことも考えているなら

保険料や修理費の負担をきっかけに、『この車をこのまま持ち続けるか』を考える方もいるはずです。

その場合は、下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。

いくつかのお店の査定額を比べると、相場がつかみやすいですよ。

手放す時は、保険を解約するか、中断証明書を取るか、次の車に車両入替をするかも決めておきましょう。くわしくは車を売ったら自動車保険はどうする?解約・中断・入替の選び方で紹介しています。

初めて・初心者が自動車保険を選ぶ時のおすすめの決め方

先に結論

初めて自動車保険に入る人は、新規の契約では通常6等級から始まります。家族がすでに自動車保険に入っていて、2台目として一定の条件を満たすと、7等級から始められる場合もあります。

『初めての契約だから、何から決めればいいのか分からない』という方も多いですよね。

自動車保険を初めて選ぶ時や、初心者のうちは、補償の考え方を聞きながら決めるほうが安心しやすいです。

新規の等級は6等級が基本

新規の契約は通常6等級から始まり、1年事故がなければ1等級ずつ上がっていきます。

2台目以降の車の契約で一定の条件を満たす場合は、7等級から始められます。

日本損害保険協会の資料では、1台目が一定以上の等級であることが条件の一つです。2台目の記名被保険者や所有者が、1台目の人やその家族であることなども条件に挙がっています。

くわしい条件は保険会社ごとに違うので、2台目の車の等級は?セカンドカー割引の条件と始め方もあわせて読んでみてください。

自動車保険の新規おすすめの考え方

新規で入る時は、等級が低いぶん、保険料が高く感じやすいです。

そこで削りたくなるのが補償ですが、相手への賠償は削らず、運転者の範囲や車両保険の条件で調整するのがおすすめです。

初めて見積もりを取る前に、次のものを手元にそろえておくとスムーズです。

初めての見積もりで用意するもの
  • 車検証(まだ納車前なら、販売店から型式を聞いておく)
  • 運転免許証(運転する人の年齢と免許証の色を確かめる)
  • 家族の自動車保険の証券(2台目として始められるかの確認に使う)
  • 補償を始めたい日(納車日など)のメモ
調整できるところ考え方
運転者の範囲実際に運転する人だけにする
年齢条件いちばん若い運転者に合わせる
車両保険の型一般型か限定型かを選ぶ
免責金額自己負担をいくらにするか決める

カーリースの車の任意保険のおすすめ

カーリースの車は、車検証の所有者がリース会社になっています。

リースの契約で任意保険の条件(車両保険を付けるかなど)が決められている場合もあるので、まずリースの契約書を読んでみてください。くわしくはカーリースの任意保険|自分で入る保険と車両保険の考え方で紹介しています。

1ナンバーなど貨物の車の任意保険のおすすめ

車検証の用途が貨物の車(1ナンバーなど)は、用途・車種の区分が乗用車と違います。

扱う保険会社や保険料の決まり方が違うことがあるので、見積もりの時は車検証の用途と車種をそのまま伝えて確かめましょう。

事故の後、保険会社から連絡がこない時は

先に結論

自動車事故の後に保険会社から連絡がこない時は、まず自分から受付に連絡して、担当者と今の進み具合を確かめましょう。それでも話が進まない時は、相談できる窓口があります。

『事故を連絡したのに、何日たっても保険会社から連絡がない』と不安になることもありますよね。

慌てずに、次の順番で動いてみてください。

連絡がこない時の動き方
  1. 事故の受付番号と担当者の名前を確かめる
  2. 保険会社の受付に、今どこまで進んでいるかを聞く
  3. 次にいつ連絡がくるか、日にちを決めてもらう
  4. 話が進まない時は、保険会社の苦情の窓口に伝える
  5. それでも解決しない時は、そんぽADRセンターに相談する

電話で聞く時の言い方

連絡する時は、短く用件を伝えると話が早いです。

「先日の事故の件で、今どこまで進んでいるか教えてください。次のご連絡はいつ頃になりますか?」

そんぽADRセンターとは

そんぽADRセンターは、日本損害保険協会の相談窓口です。保険会社との間の苦情や、話し合いがまとまらない時の手続きを扱っていて、費用は原則無料です。

ただし、対象は協会と契約を結んだ保険会社に限られます。事故そのものの連絡は受け付けていないので、事故の報告は契約している保険会社にしましょう。

ほかの相談先

相手との損害賠償の話し合いがまとまらない時は、公益財団法人の交通事故紛争処理センターが、法律相談や和解のあっせんを無料で行っています。日弁連交通事故相談センターでも、弁護士による無料の相談を受けられます。

よくある相談:自動車保険のおすすめを知りたい声

ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている自動車保険のおすすめの相談から、よく見られるものを要約して紹介します。

相談1 新車を買うので、保険も見直したい

車の乗り換え(新車の購入)に合わせて、自動車保険も見直したいという相談です。

車を買い替える時は、今の保険の等級を新しい車に引き継ぐ車両入替の手続きがあります。新しい車に合わせて補償を見直すのに、ちょうどいいタイミングです。

回答のポイント

新車は車両保険の金額が大きくなりやすいので、車両保険の型と免責金額をよく考えてみてください。納車の日に補償が始まるよう、入替の手続きの時期も保険会社に確かめておきましょう。

相談2 久しぶりに車を買う。中古車でも何を付ければいい?

しばらく車を持っていなかった方が、中古車を買うのでおすすめの保険を知りたい、という相談です。

前の契約で中断証明書を取っていれば、等級を引き継げる場合があります。中断証明書は国民生活センターの資料で一般的に「7等級以上・最長10年」と説明されていますが、条件は保険会社によって違います。

中古車の車両保険は、車の価値に合わせて金額を考えるのがコツです。

車両保険の金額は、契約の時の市場での販売価格に相当する額が目安になります。買った値段と同じ金額にできるとは限らないので、見積もりの時に設定できる範囲を聞いてみてください。

『久しぶりだから、何を付ければいいか全部相談したい』という方は、代理店で補償の考え方を聞いてから、ネット型とも比べてみると安心です。

相談3 安くておすすめの自動車保険を教えてほしい

とにかく安くて、おすすめの自動車保険を知りたいという相談です。

安さを求めるなら、補償を削る前に、運転者の範囲や年齢条件が実際に合っているかを見直すのが先です。

安くしたい時に先に見るところ
  • 運転者の範囲が広すぎないか
  • 年齢条件が今の家族に合っているか
  • 使い方の区分が実際と合っているか
  • 車両保険の金額が車の価値とつり合っているか

安くする方法は自動車保険を安くする方法|補償を削る前に見直す順番でくわしく紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。

販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

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ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。

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よくある質問

自動車保険のおすすめはどこですか?

保険料も補償の合い方も、年齢や等級、車、使い方で変わるので、誰にでも合う一社はありません。運転する人・車・使い方から補償を決めて、同じ条件で何社か見積もって比べてみてください。

車の任意保険は大手の保険会社を選べば安心ですか?

会社の大きさだけでは判断できません。補償の中身、事故の時の受付、ロードサービス、手続きのしやすさを、自分の条件の見積もりで比べるのがおすすめです。

初めての自動車保険は何等級から始まりますか?

新規の契約は通常6等級から始まります。2台目以降の車で一定の条件を満たす場合は7等級から始められます。条件は保険会社によって違います。

自動車保険の選び方で、まず何から決めればいいですか?

まず運転する人の範囲といちばん若い人の年齢を決めてみてください。そこから年齢条件と運転者の範囲が決まり、車と使い方を確かめると、付ける補償がしぼれていきます。

事故の後、保険会社から連絡がこない時はどうすればいいですか?

まず受付番号と担当者を確かめて、自分から進み具合を聞いてみてください。それでも話が進まない時は、保険会社の苦情の窓口や、そんぽADRセンターに相談できます。

まとめ

自動車保険のおすすめは人によって違うので、会社の名前より先に、自分に合う補償を決めることが大切です。

運転する人・車・使い方の順に補償を決めて、同じ条件で何社か見積もってみてください。見積もりのやり方は自動車保険の見積もりのやり方|必要なものと条件のそろえ方で紹介しています。

この記事の要点
  • 自動車保険のおすすめは、年齢・等級・車・使い方で人によって違う
  • 補償は運転する人・車・使い方の順に決めると迷わない
  • 保険会社は補償と保険料に加えて、事故の受付やロードサービスも見る
  • 新規は通常6等級から、2台目で条件を満たせば7等級から始められる
  • 事故後に連絡がこない時は自分から確かめ、必要なら相談窓口へ
自動車保険ナビ

自動車保険ナビ 編集部

自動車保険(任意保険)の補償と特約、等級の仕組み、保険料の決まり方、見積もりと乗り換え、事故の時の流れ、車を買い替える・売る・手放す時の保険の扱いまで、公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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