年代別の自動車保険の相場|20代・30代・40代・50代の保険料

乗用車のシルエットと棒グラフ風の柱、30代など年代別の自動車保険の相場を解説する記事のアイキャッチ

当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

更新案内を見て、『30代でこの保険料って、相場より高いのかな』と気になったことはありませんか。

結論から言うと、自動車保険の相場を30代・40代といった年代だけで決めることはできません。保険料は年齢条件・記名被保険者の年齢・等級・車・補償の組み合わせで決まり、公的な資料に年代別の平均額は見当たらないんです。

この記事では、年代で保険料が変わる理由を年齢の区切りの表で見たうえで、自分の相場を見積もりで知る方法を紹介します。

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目次

年代で自動車保険の保険料が変わる理由と年齢の区切り

先に結論

年代で保険料が変わるのは、運転する人の年齢と、記名被保険者の年齢で保険料の区分が分かれているからです。そこに等級の差が重なります。

『年齢で保険料が変わるのは知っているけど、何歳で変わるの?』と思いますよね。

損害保険料率算出機構の参考純率では、保険料を決める区分の1つに「年齢条件」があります。参考純率は保険会社が保険料を決める時の参考にする値で、実際の区分は保険会社によって違います。

運転する人の年齢による区切り

参考純率の年齢条件は、運転する人の年齢の範囲で3つに分かれています。

年齢条件補償される運転者主に関係する家庭
全年齢補償年齢を問わない10代の家族が運転する
21歳以上補償21歳以上21〜25歳の家族が運転する
26歳以上補償26歳以上運転する家族が全員26歳以上

この3つの区分の間の差は、およそ3倍とされています。保険会社によっては、30歳以上や35歳以上などの区分を用意していることもあります。

日本損害保険協会によると、年齢条件は運転する人のうち最も若い人の年齢で決めるのが基本です。だから、本人が40代でも、10代の子が運転すれば全年齢の区分になります。

記名被保険者の年齢による区切り

参考純率では、26歳以上補償で記名被保険者が個人の場合、記名被保険者の年齢でさらに8つに分かれます。

記名被保険者の年齢の区分当てはまる年代
30歳未満20代
30歳以上40歳未満30代
40歳以上50歳未満40代
50歳以上60歳未満50代
60歳以上65歳未満60代前半
65歳以上70歳未満60代後半
70歳以上75歳未満70代前半
75歳以上75歳以上

この8つの区分の差は、対人賠償の場合でおよそ1.44倍です。60歳以上の5歳刻みは、2024年の参考純率の改定で細かくなりました。

運転する人の年齢と記名被保険者の年齢で保険料の区分が分かれる仕組みの図解

区分の差のもとになっている事故の件数

年代による区分の差は、年齢層ごとの事故の起きやすさがもとになっています。

年齢層(2024年中)免許保有者10万人あたりの交通事故件数
19歳以下984件
20〜29歳469件
30〜39歳296件
40〜49歳273件
50〜59歳290件
60〜64歳292件
65〜69歳290件
70〜74歳330件
75歳以上391件

損害保険料率算出機構の資料(警察庁の資料から作成)です。30代から60代にかけては件数が近く、10代と70代以上で多くなっているのが分かりますね。

年代別に見る自動車保険の保険料の考え方

ここが大事なところです

同じ年代でも、等級と家族の運転のしかたで保険料は大きく違います。年代ごとに「見直すきっかけ」が違うと考えると、自分の契約を見る時のヒントになります。

ここでは、年代ごとにありがちな状況と、確かめたいことをまとめます。

年代よくある状況確かめたいこと
10代自分で新しく入るか、親の契約で運転する全年齢の区分、等級
20代21歳・26歳で年齢条件が変わる誕生日に合わせた年齢条件の変更
30代等級が上がってくる。家族が増える運転者の範囲、車の買い替え
40代子どもが免許を取る時期と重なる年齢条件を広げるか別の契約にするか
50代子どもが家を出る。車を減らす運転者の範囲を絞る、等級の残し方

10代:全年齢の区分になる

10代が運転する契約は、全年齢の区分になります。事故の件数も19歳以下が一番多く、保険料は高くなりやすいです。

『自動車保険の10代の月額平均はどれくらい?』と気になる方もいますが、公的な資料に年代別の平均額は見当たりません。親の契約に入るか自分で入るかでも、等級が大きく違います。

18歳・19歳が親の車を運転する時の考え方は18歳・19歳が運転する時の自動車保険で紹介しています。

20代:21歳・26歳が区切り

20代は、21歳と26歳で年齢条件の区分が変わります。誕生日が来ても、保険会社に連絡しないと区分は変わらないので注意が必要です。

自分で入った契約なら、等級もまだ上がっている途中のことが多いですよね。初めて契約すると6等級から始まり、1年無事故で1等級ずつ上がります。

大学生や20代前半の考え方は大学生・20代前半が親の車を運転する時の自動車保険でまとめています。

30代:等級と家族の変化で見直す

自動車保険の相場が30代で気になるのは、結婚や子どもの誕生で車や運転する人が変わる時期だからかもしれません。

参考純率では、30代の記名被保険者は「30歳以上40歳未満」の区分です。20代から乗り続けている人なら等級も上がってきて、保険料が下がってくる時期でもあります。

一方で、家族が増えて大きな車に買い替えると、料率クラスや車両保険の金額で保険料が上がることも。保険料の高い・安いは、年代より「どんな車に、誰が乗るか」で決まる部分が大きいんです。

例えば、初めての契約が6等級で、その後ずっと事故がなければ、20等級になるのは14年後です。20歳前後で入った人なら、30代のうちに20等級に届くこともありますよね。

30代は、暮らしの変化で保険会社に連絡が必要な場面も増えます。

30代で起こりやすい変化保険会社に伝えること
結婚して配偶者も運転する運転者の範囲
引っ越した住所・通知先
車を買い替えた車両入替
通勤に車を使い始めた使用目的

日本損害保険協会によると、運転者の範囲や年齢条件の変更、車の買い替えを伝えないと、変更前の条件で扱われて保険金が支払われないことがあります。住所の変更も、保険会社からの大事なお知らせが届かなくなるので、早めに連絡しておきましょう。

40代:子どもの運転が始まる時期

自動車保険の平均を40代で調べる方は、子どもが免許を取る時期に差しかかっていることが多いはずです。

40代の記名被保険者は「40歳以上50歳未満」の区分で、事故の件数も年代別で一番少ない層です。ただ、同居の子が運転を始めると、年齢条件はその子に合わせることになります。

自動車保険を40代で安く抑えたいなら、まず運転する家族と年齢条件が合っているかを見てみてください。子どもが乗らなくなったのに全年齢のまま、ということもあります。

50代:運転者の範囲と等級の残し方

50代は、子どもが就職や進学で家を出て、運転する人が夫婦だけに戻る家庭も多いですよね。運転者の範囲や年齢条件を見直すきっかけになります。

例えば、子どもが家を出たあとの会話は、こんな感じかもしれません。

「もう子どもは家の車に乗らないよね」

「帰省の時に乗るかもしれないから、保険の条件をどうするか一度確かめておこう」

子どもが同居でなくなると、年齢条件の考え方が変わることがあります。日本損害保険協会によると、同居の親族以外が運転する場合は、年齢条件にかかわらず補償の対象になるのが一般的です。

ただ、運転者の範囲を「本人・配偶者限定」に絞ると、帰省した子どもは範囲の外になります。絞る前に、帰省中に誰が運転するかを家族で話しておきましょう。くわしくは別居の未婚の子は補償される?で紹介しています。

『50代で6等級』という状況は、初めて自分の契約を持った時や、等級を引き継がずに新しく契約し直した時に起こります。日本損害保険協会が載せている参考純率の例では、新規の6等級は3%の割増です。

50代で6等級になる主な場面確かめたいこと
初めて自分名義で契約する家族の契約から2台目の割引を使えないか
前の契約を解約して時間がたった中断証明書を取っていなかったか
満期のあとに継続しなかった引き継げる期間を過ぎていないか

中断証明書を取っていれば、一般的に一定の条件で前の等級を引き継げます。条件は保険会社によって違うので、手元に証明書がないか探してみてください。60代以降の見直しは高齢になってからの自動車保険で紹介しています。

自分の自動車保険の相場を知る方法

先に結論

自分の相場を知るには、補償の条件をそろえて複数の見積もりを取るのが一番確かです。年代の平均と比べるより、同じ条件での見積もり同士を比べるほうが、高いか安いかがはっきりします。

『結局、自分の保険料が高いかどうかはどう判断すればいいの?』という方は、次の順番で比べてみてください。

相場を知るための見積もりの手順
  1. 保険証券で等級・年齢条件・運転者の範囲・補償の中身を書き出す
  2. 対人・対物・人身傷害・車両保険の金額をそろえて見積もる
  3. 今の契約の更新の見積もりと並べて比べる
  4. 補償を変える場合は、変えたことで何が補償されなくなるかを確かめる

見積もりでそろえる条件

条件がずれていると、安く見えても補償が薄いだけ、ということがあります。そろえたい条件は次のとおりです。

そろえる条件見る場所
等級と事故有係数の期間保険証券・更新案内
年齢条件・運転者の範囲保険証券
対人・対物の保険金額保険証券(無制限が一般的)
人身傷害の保険金額と範囲保険証券
車両保険のタイプと金額・自己負担額保険証券
主な特約保険証券・約款

日本損害保険協会によると、対人・対物は保険金額を無制限にするのが一般的です。ここを下げて保険料を比べるのは、おすすめできません。

年代以外で保険料が変わる要素

参考純率の料率区分には、年齢条件のほかに、用途・車種、型式別料率クラス、等級、運転者限定、保険金額などがあります。

要素保険料への影響
等級1〜20等級。高いほど割引が大きい
型式別料率クラス車の型式ごと。普通・小型は1〜17、軽は1〜7
運転者の範囲本人・配偶者限定などで変わる
新車かどうか初度登録から一定期間は割引の区分がある
補償の中身車両保険の有無や金額で大きく変わる

使用目的・地域・免許証の色などで保険料が変わるのは、保険会社ごとの商品設計です。使用目的の考え方は使用目的とはで、免許証の色による割引はゴールド免許割引とはで紹介しています。

自分の自動車保険の相場を、条件をそろえた見積もりで知る手順の図解

2027年以降の保険料の話

損害保険料率算出機構は、2026年6月に参考純率を平均14.4%引き上げる届出をしています。2027年1月以降に始まる契約を想定した数字です。

これは参考純率の改定率で、「保険料が14.4%上がる」という意味ではありません。各社が保険料を改定するか、いつ、どのくらいかは保険会社が決めます。更新案内で前年と比べてみてください。

40代・50代の「おすすめ」「ランキング」はどう見る?

先に結論

自動車保険のおすすめやランキングは、40代・50代という年代だけで決まるものではありません。順位より先に、自分の補償の条件で見積もった保険料と、事故の時の対応の仕組みを確かめます。

『自動車保険のおすすめを50代向けで調べたら、ランキングがたくさん出てきて迷う』という方も多いはずです。

自動車保険のランキングを40代や50代の目線で見る時は、何を基準に並べた順位なのかを見てみてください。保険料の安さで並べたものでも、前提の条件が自分と違えば、自動車保険の安いランキングとして参考にしにくいんです。

結局どこがいい?と迷った時の決め方

「結局どこがいい?」と40代・50代で迷った時は、次の点を自分の言葉で答えられるか確かめてみてください。

保険を選ぶ前のチェック
  • 誰が運転するか、一番若い人は何歳か
  • 車両保険は必要か、どのタイプにするか
  • 事故の時に相談できる窓口や連絡のしかたは分かりやすいか
  • 同じ条件で複数の見積もりを比べたか
  • 今の契約の等級をそのまま引き継げるか

代理店型・ネット型の違いも「募集の形」の違い

日本損害保険協会の説明では、代理店を通じて入るか、保険会社と直接契約するかは、募集の形の違いです。どちらが安いと決まっているわけではありません。

担当者に相談しながら決めたいか、自分で画面を見ながら決めたいかで選ぶ人も多いです。違いはネット型(ダイレクト型)自動車保険とはでまとめています。

年代別の自動車保険の相場について知恵袋によくある相談

先に結論

知恵袋では「30代の相場はいくら?」「自分の保険料は高い?」「子どもが免許を取ったら?」という相談がよく読まれています。

ここでは、年代と自動車保険の相場について多く読まれている相談を要約して紹介します。

「30代で無事故無違反、自動車保険の相場はどのくらい?」

30代前半で無事故無違反だけれど、自分の保険料が相場と比べてどうなのか知りたい、という相談です。似た相談がいくつも読まれています。

回答には、それぞれの保険料が並ぶことが多いのですが、等級・車・補償がばらばらなので、そのまま比べるのはむずかしいんです。

自分の相場を知りたい時は、今の証券と同じ条件で見積もりを取り、更新の見積もりと並べるのが近道です。30代は等級が上がってくる時期なので、事故がなければ毎年、等級の割引は大きくなっていきます。

「車両保険込みの見積もりが高い気がする」

車両保険を付けた見積もりを見て、ちょっと高いのでは、と感じたという相談です。

車両保険は、付けるかどうかやタイプで保険料が大きく変わる補償です。見積もりを比べる時は、車両保険のありなし、一般型か補償を絞ったタイプか、自己負担額をいくらにするかを分けて見てみてください。

「車両保険を外したらどのくらい変わる?」

「同じ条件で、車両保険ありとなしの両方を見積もってもらおう」

こんなふうに、条件を1つだけ変えて比べると、何が保険料を押し上げているかが分かります。

「子どもが18歳で免許を取ったら、40代夫婦だけの時より上がる?」

夫婦だけで運転していた車に、免許を取った子どもが乗るようになる、という相談です。

同居の子が運転するなら、年齢条件はその子の年齢に合わせることになり、保険料は上がるのが一般的です。親の契約の年齢条件を広げるか、子ども用に別の契約を作るかで比べてみてください。

保険料を見直すついでに、今の車の扱いも考える

先に結論

年代の変わり目は、車の台数や乗る車を見直す時期でもあります。手放す車があるなら、保険の手続きと手放し方を一緒に決めておきます。

子どもが家を出て車が1台余る、家族が増えて大きな車に替える、など、年代ごとに車を見直す場面がありますよね。

保険料や修理費の負担をきっかけに車を手放すなら、ディーラーの下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。

手放す前に決めておくこと
  • 保険は解約・中断証明書・車両入替のどれにするか
  • 複数の店の査定額を比べて相場を知る
  • 補償が切れる日と車を渡す日を合わせる
決めずに進めると
  • 高い等級をただ解約してしまう
  • 車を渡したあとも保険料を払い続ける
  • 比べる材料がなく、言われた金額で決めてしまう

手放す時の保険の選び方は車を売ったら自動車保険はどうする?で紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

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よくある質問

自動車保険の相場は30代でいくらですか?

公的な資料に年代別の平均額は見当たりません。保険料は等級・年齢条件・車・補償で大きく変わるので、今の証券と同じ条件で複数の見積もりを取って比べるのが確かです。

40代になると自動車保険は安くなりますか?

参考純率では記名被保険者の年齢で区分が分かれていて、40代の区分もあります。ただ、同居の子が運転を始めると年齢条件はその子に合わせるので、保険料が上がることもあります。

50代で6等級から始めることはありますか?

初めて自分の契約を持つ時や、前の等級を引き継がずに新しく契約する時は、一般的に6等級から始まります。家族の契約からの2台目の割引や、中断証明書が使えないか確かめてみてください。

自動車保険のおすすめを年代で選んでもいいですか?

年代だけで決めるのはおすすめしません。運転する人・車・補償の条件をそろえて見積もりを比べ、事故の時の連絡のしかたなども確かめて選びましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 自動車保険の相場を30代・40代などの年代だけで決めることはできない
  • 参考純率では、運転する人の年齢条件と記名被保険者の年齢で区分が分かれる
  • 年齢条件は運転する人のうち一番若い人の年齢で決める
  • 年代ごとに、子どもの運転や家族の変化など見直すきっかけが違う
  • 自分の相場は、補償をそろえた見積もり同士を比べて知る
  • おすすめやランキングは、順位の前提が自分の条件と合うかを見る
自動車保険ナビ

自動車保険ナビ 編集部

自動車保険(任意保険)の補償と特約、等級の仕組み、保険料の決まり方、見積もりと乗り換え、事故の時の流れ、車を買い替える・売る・手放す時の保険の扱いまで、公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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