当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。
保険証券を見返したら「26歳以上補償」と書いてある。子どもが免許を取った、自分が誕生日を迎えた。
そんな時、『この年齢条件のままで大丈夫?』と気になりますよね。
結論から言うと、自動車保険の年齢条件は「その車を運転する家族の中で、一番若い人の年齢」に合わせて選びます。確かめる順番は、まず保険証券で今の年齢条件を見る、次に運転する家族全員の年齢を並べる、最後に一番若い人に合う区分を選ぶ、です。
この記事では、年齢条件の区分と選び方、変えるタイミングを順番に紹介します。
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自動車保険の年齢条件とは|補償される運転者の年齢の範囲
年齢条件とは、補償の対象になる運転者の年齢の範囲を決める条件です。範囲を狭くするほど保険料は下がりやすくなりますが、条件より若い人が運転した事故は補償されません。
『運転者年齢条件とは、何のためにあるの?』と思った方もいるかもしれませんね。
年齢によって事故の起きやすさが違うため、補償する年齢の範囲によって保険料に差をつける仕組みです。日本損害保険協会によると、年齢条件は「年齢を問わず補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」などがあり、設定は保険会社ごとに違います。
| 年齢条件の区分 | 補償される運転者 | 主に合う家族の形 |
|---|---|---|
| 年齢を問わず補償(全年齢) | 年齢に関係なく補償 | 10代の家族が運転する |
| 21歳以上補償 | 21歳以上の人 | 一番若い運転者が21〜25歳 |
| 26歳以上補償 | 26歳以上の人 | 運転者が全員26歳以上 |
| 30歳以上・35歳以上など | 保険会社が用意している区分 | 運転者が全員その年齢以上 |
損害保険料率算出機構の参考純率では、年齢条件は「全年齢補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」の3区分で、区分の間の較差は約3.00倍です。30歳以上や35歳以上といった区分は、保険会社の商品として用意されているものです。
実際に選ばれている年齢条件
損害保険料率算出機構の資料には、新しく結ばれた契約でどの年齢条件が選ばれたかの集計があります(2024年度・対人賠償)。
| 年齢条件 | 新契約に占める割合(合計) |
|---|---|
| 年齢を問わず補償 | 2.1% |
| 21歳以上補償 | 7.3% |
| 26歳以上補償 | 19.9% |
| 30歳以上補償 | 10.5% |
| その他(35歳以上補償など) | 60.2% |
35歳以上補償などの「その他」が6割を占めています。運転するのが大人だけの家庭では、年齢の高い区分を選ぶ人が多いことが分かりますね。
年齢条件が適用される人・されない人
ここは意外と知られていない大事なところです。日本損害保険協会によると、同居の親族以外の人が運転する場合は、年齢条件にかかわらず補償の対象になるのが一般的です。
つまり、年齢条件で気にするのは、主に記名被保険者本人と、その配偶者や同居の親族です。ただし誰に適用されるかは保険会社・契約によって違うので、約款で確かめてみてください。
年齢条件は「何歳以上の人を補償するか」、運転者限定は「誰を補償するか」を決める条件です。2つは別々に設定します。運転者の範囲は運転者限定とはで紹介しています。
家族の中で一番若い運転者から年齢条件を決める手順
年齢条件は、その車を運転する家族のうち一番若い人の年齢で決めます。家族の年齢を並べて、一番若い人が入る区分を選ぶだけなので、順番に進めれば迷いません。
『家族みんなの年齢を考えると、どれを選べばいいか分からない』という方も多いはずです。
日本損害保険協会によると、年齢条件は運転する人のうち最も若い人の年齢で決めます。次の手順で進めてみてください。
- その車を運転する人を全員書き出す(本人・配偶者・同居の家族)
- それぞれの年齢と、次の誕生日を書く
- 一番若い人の年齢を確かめる
- 一番若い人が入る区分を選ぶ
- 契約期間中に一番若い人が誕生日を迎えるかを見る

一番若い運転者の年齢で選ぶ早見表
一番若い運転者の年齢ごとに、選ぶ区分の目安をまとめました。30歳以上・35歳以上の区分があるかは、保険会社によって違います。
| 一番若い運転者の年齢 | 選ぶ区分の目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| 18〜20歳 | 年齢を問わず補償 | 21歳になるまでは全年齢が必要 |
| 21〜25歳 | 21歳以上補償 | 22歳でも25歳でもこの区分 |
| 26〜29歳 | 26歳以上補償 | 26歳の誕生日から選べる |
| 30〜34歳 | 26歳以上補償、または30歳以上補償 | 30歳以上の区分がある会社なら比べる |
| 35歳以上 | 26歳以上補償、または35歳以上補償など | 年齢の高い区分がある会社なら比べる |
例えば、自動車保険で25歳の人が一番若い運転者なら、まだ26歳以上補償は選べません。25歳のうちは21歳以上補償で、26歳の誕生日を迎えたら切り替えを考えます。
同じように、22歳の子どもが運転するなら21歳以上補償です。『もうすぐ26歳だから』と先に26歳以上補償にしてしまうと、誕生日までの事故が補償されないので気をつけましょう。
夫婦だけ・本人だけで運転する場合
夫婦だけで運転するなら、若いほうの年齢で選びます。夫が40歳、妻が33歳なら、33歳が入る区分です。
本人だけが運転するなら、本人の年齢で選べます。運転者の範囲も本人に限定するかは、保険料と使い方を見比べて決めましょう。
家族の形ごとの組み合わせ例
年齢条件は、運転者の範囲と組み合わせて考えると選びやすくなります。よくある家族の形で、確かめたい組み合わせを並べてみました。
| 家族の形 | 年齢条件の目安 | 運転者の範囲で確かめること |
|---|---|---|
| 夫婦だけで運転する(2人とも40代) | 運転者の年齢に合う、なるべく高い区分 | 本人・配偶者に限定できるか |
| 夫婦と同居の子ども(19歳)が運転する | 年齢を問わず補償 | 家族を含む範囲になっているか |
| 夫婦と同居の子ども(23歳)が運転する | 21歳以上補償 | 家族を含む範囲になっているか |
| 夫婦が運転し、別居の子どもがたまに帰省して運転する | 夫婦の年齢に合う区分 | 別居の未婚の子が範囲に入るか |
| 本人だけが運転する | 本人の年齢に合う区分 | 本人に限定できるか |
年齢条件を上げて運転者の範囲も絞ると、保険料は下がりやすくなります。その分、補償される人が減るので、運転する可能性のある家族を書き出してから決めましょう。
子どもが免許を取ったのに、年齢条件を変えないまま運転させてしまう。条件より若い人の事故は補償されないので、運転する前に保険会社に連絡しましょう。18歳・19歳の場合の考え方は18歳・19歳が運転する時の自動車保険で紹介しています。
自動車保険は何歳から安くなる?年齢区分と保険料
年齢条件の区分が上がるほど保険料は下がりやすく、26歳以上補償ではさらに記名被保険者の年齢で保険料に差がつく仕組みです。何歳から安くなる・高くなるかは、この2段階で考えると分かりやすいです。
『自動車保険は何歳から安くなるの?』『年を取ると高くなるって本当?』と気になりますよね。
損害保険料率算出機構の参考純率では、年齢による保険料の差は2段階で決まります。1段階目が年齢条件の区分、2段階目が26歳以上補償の時の記名被保険者の年齢区分です。
1段階目:年齢条件の区分
年齢を問わず補償・21歳以上補償・26歳以上補償の3つの区分の間には、約3.00倍の較差があります。21歳と26歳が、保険料が下がりやすくなる区切りです。
20代で保険料が下がる区切りは20代の自動車保険の相場で時間の流れに沿って紹介しています。
2段階目:記名被保険者の年齢区分
26歳以上補償で記名被保険者が個人の場合は、記名被保険者の年齢によってさらに8つの区分に分かれます。
| 記名被保険者の年齢区分(参考純率) |
|---|
| 30歳未満 |
| 30歳以上40歳未満 |
| 40歳以上50歳未満 |
| 50歳以上60歳未満 |
| 60歳以上65歳未満 |
| 65歳以上70歳未満 |
| 70歳以上75歳未満 |
| 75歳以上 |
この区分の間の較差は約1.44倍(対人賠償の場合)です。60歳以上の5歳刻みの区分は、2024年6月届出の改定で細かく分けられました。
実際にどの年齢で保険料が上がり下がりするかは、保険会社の料率によって違います。参考として、年齢層ごとの事故の起きやすさのデータも見ておきましょう。
年齢層ごとの事故の起きやすさ
損害保険料率算出機構の資料(警察庁の資料から作成)では、免許を持っている人10万人あたりの交通事故の件数が年齢層ごとに示されています(2024年中)。
| 年齢層 | 免許保有者10万人あたりの事故件数 |
|---|---|
| 19歳以下 | 984件 |
| 20〜29歳 | 469件 |
| 30〜39歳 | 296件 |
| 40〜49歳 | 273件 |
| 50〜59歳 | 290件 |
| 60〜64歳 | 292件 |
| 65〜69歳 | 290件 |
| 70〜74歳 | 330件 |
| 75歳以上 | 391件 |
若い年齢層と高い年齢層で事故の件数が多くなっています。自動車保険が何歳から高くなるかを考える時の目安になりますね。

軽自動車で35歳以上にすると安い?
軽自動車の保険で、35歳以上補償にした時の平均の保険料を知りたい、という方もいますよね。
ただ、保険料は年齢条件だけでなく、等級、車の料率クラス、補償の中身などで決まります。公的な資料で軽自動車の35歳以上の平均額を示したものはないので、自分の条件で見積もって比べてみてください。
軽自動車は、車ごとの料率クラスが1〜7の7クラスで、普通・小型乗用車の1〜17の17クラスとは分かれています。軽自動車の任意保険でも、年齢条件の考え方そのものは同じです。
自動車保険の「区分」と聞くと、車の税金の課税区分(普通車・軽自動車など)を思い浮かべる方もいます。保険料の区分には用途・車種もありますが、税金の課税区分とは別の決まりです。
年齢条件を変えるタイミング|誕生日と家族の変化
年齢条件は、一番若い運転者の誕生日、子どもが運転を始めた時、運転する家族が変わった時に見直します。変える時は保険会社への連絡が必要で、しないと変更前の条件が適用されます。
『契約の途中でも、年齢条件は変えられるの?』という方もいますよね。
日本損害保険協会によると、運転者の年齢条件を変えた時は保険会社への連絡が必要です。連絡を怠ると、変更前の条件が適用され、保険金が支払われない場合があります。
| きっかけ | 見直しの方向 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 一番若い運転者が21歳・26歳になった | 区分を上げる(保険料が下がる場合がある) | 誕生日を過ぎてから変える |
| 子どもが免許を取って運転を始めた | 区分を下げる | 運転を始める前に連絡する |
| 子どもが家を出て運転しなくなった | 区分を上げる | 帰省中に運転するかも考える |
| 別居していた子どもが同居して運転する | 区分を下げることがある | 同居の親族として年齢条件の対象になる |
誕生日の前に連絡してもいい?
一番若い運転者が誕生日を迎えて区分を上げる時は、誕生日を過ぎてから新しい条件が適用されるようにします。
連絡そのものは誕生日の前にしておき、変更する日を誕生日以降に指定できるかを保険会社に聞くと手間が少ないですよ。
「来月10日に26歳になるので、その日から26歳以上補償に変えたいです」
「承知しました。変更日と保険料の差額をご案内しますね」
満期まで待つか、途中で変えるか
区分を上げて保険料が下がる場合、途中で変えると保険料の差額を精算する形になります。満期が近いなら、更新の時に合わせて見直すのも一つの方法です。
途中で変えた時の差額の計算は保険会社によって違います。どちらが合うかは、差額と手間を比べて決めましょう。
- 運転する家族全員の年齢と誕生日を確かめたか
- 帰省中や休みの日に運転する家族を入れたか
- 運転者の範囲(家族限定など)も一緒に見直したか
- 変更する日を決めたか
自動車保険の年齢条件で知恵袋によくある相談
知恵袋では「別居の未婚の子は年齢条件に関係なく補償される?」「35歳以上・本人限定で友人は運転できる?」「途中で年齢条件を変えられる?」といった相談が多く読まれています。
ここでは、年齢条件について多く読まれている相談を要約して紹介します。
「別居の未婚の子は、年齢条件に関係なく補償される?」
別居している未婚の子どもには年齢条件が適用されないと聞いた、それなら子どもが車を持って行って毎日乗っても大丈夫か、という相談です。
同居の親族以外は年齢条件にかかわらず補償の対象になるのが一般的なので、別居の未婚の子どもも、年齢条件の対象から外れる扱いになることがあります。ただし、運転者の範囲(家族限定など)に含まれるか、誰に年齢条件が適用されるかは約款で決まっています。
毎日使うような状況なら、使用目的や車の使い方が契約の内容と合っているかも含めて、保険会社に相談しておきましょう。別居の子どもの扱いは別居の未婚の子は補償される?で紹介しています。
「35歳以上・本人限定で、友人は運転できる?」
年齢条件が35歳以上、運転者を本人に限定している車を、友人が運転してもいいのか、という相談です。
本人限定なら、本人以外が運転した事故は補償されません。友人が運転するなら、本人限定を外すか、友人に自分の他車運転特約や1日自動車保険を使ってもらう方法を考えます。
1日保険の考え方は1日自動車保険とはで紹介しています。
「年齢条件が30歳以上の車で、未成年が事故を起こしたら?」
年齢条件を30歳以上にしている車を未成年が運転して事故を起こした時、保険会社は対応してくれるのか、という相談です。
運転したのが同居の家族なら、年齢条件より若いので補償されないと考えておきましょう。同居の親族以外の人なら年齢条件にかかわらず対象になるのが一般的ですが、運転者の範囲に入っているかは別に確かめる必要があります。
『少しだけだから大丈夫』と考えず、運転させる前に条件を見直すのが安心です。
「途中で年齢条件を変えられる?」
26歳になったので、契約の途中で年齢条件を26歳以上に変えられるか、という相談です。
契約の途中でも変更の手続きはできるのが一般的です。変更日から新しい条件が適用され、保険料の差額は保険会社が定める方法で精算されます。
今の車を手放すなら、保険と一緒に考えたいこと
子どもが家を出た、運転する家族が減ったなどで車の使い方が変わったら、車そのものを見直すきっかけにもなります。手放す時は、保険は解約・中断証明書・車両入替のどれにするかを先に決めておきましょう。
『年齢条件を見直したら、そもそも車をあまり使っていなかった』と気づくこともありますよね。
保険料や修理費の負担をきっかけに車を手放すなら、売り方は下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。年数が経った車でも値段がつくことがあるので、複数の店の査定額を比べて、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすいですよ。

| 手放したあと | 保険の手続き |
|---|---|
| 小さな車に買い替える | 車両入替 |
| しばらく車を持たない | 解約と中断証明書 |
| もう車を持たない | 解約 |
中断証明書は、一般的に解約日から13か月以内(または5年以内など)に手続きが必要とされ、条件は保険会社によって違います。売った時の保険の選び方は車を売ったら自動車保険はどうする?で紹介しています。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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自動車保険の年齢条件は誰の年齢で決めますか?
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自動車保険は26歳以上と35歳以上でどう違いますか?
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25歳の時の年齢条件はどれですか?
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年齢条件を変えないまま若い家族が運転したらどうなりますか?
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年齢区分とは何ですか?
保険料を決めるための年齢の分け方です。参考純率では、年齢条件の区分と、26歳以上補償の時の記名被保険者の年齢の区分の2段階があります。
まとめ
- 年齢条件は、補償される運転者の年齢の範囲を決める条件
- 選び方は、運転する家族の中で一番若い人の年齢に合わせる
- 21歳と26歳が区切りで、26歳以上補償では記名被保険者の年齢でも差がつく
- 誕生日・子どもの運転開始・家族の変化で見直し、変える時は保険会社に連絡する
- 車を手放すなら買取店の査定も比べ、保険は解約・中断・入替のどれにするか決める




