6等級の保険料の目安|新規・事故後で割引率が違う理由

見積書と電卓、車のキーが並び、6等級の保険料と割引率を解説する記事のアイキャッチ

当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

初めての自動車保険の見積もりで『6等級だと、保険料ってこんなにするの?』と驚いた方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、6等級の保険料は人によって大きく違うので、決まった金額では言えません。ただ、同じ6等級でも、新しく契約した6等級は割増、継続して6等級になった場合は割引と、扱いが分かれているんです。

この記事では、6等級になる場面ごとの割引率の違いと、6等級の保険料を見直す時のポイントを紹介します。

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目次

6等級の保険料はいくら?先に知っておきたいこと

先に結論

6等級の保険料は、等級のほかに年齢条件・車の型式・補償の中身などで決まるため、一律の金額はありません。参考純率の例では、新規の6等級は3%割増、継続の6等級は13%割引です。実際の割引率は保険会社・商品によって違います。

『自動車保険の6等級の値段の目安だけでも知りたい』という気持ち、よく分かります。

でも、同じ6等級でも、軽自動車か普通車か、運転する人の年齢、車両保険を付けるかで金額は大きく変わります。だからこそ、自分の条件で見積もるのが近道なんです。

6等級の保険料を確かめる順番
  1. 保険証券か見積もりで、6等級が「新規」か「継続」かを見る
  2. 年齢条件と運転者の範囲が、実際に運転する人に合っているかを見る
  3. 車両保険を付けるか、付けるならいくらにするかを決める
  4. 同じ条件で複数の見積もりを出して比べる

自動車保険の6等級とは

6等級は、1〜20等級のちょうど真ん中より少し下にある等級です。

初めて自動車保険に入った人が最初に入る等級であり、事故で等級が下がった人が通る等級でもあります。六等級と書かれていても同じ意味です。

6等級になる3つの場面と割引率の違い

ここが、この記事でいちばん大事なところです。

6等級といっても、どうやって6等級になったかで割増引率が違います。6等級になる3つの場面に分けて見てみましょう。

6等級になる場面扱い割増引率の例
初めて自動車保険に入った新規の6等級3%割増
事故で上の等級から下がってきた継続の6等級13%割引
前の契約をやめ、等級を残さずに入り直した新規の6等級(前の等級が低い時は除く)3%割増

割増引率は、日本損害保険協会と損害保険料率算出機構が「例」として示している2021年改定後の参考純率の値です。

6等級になる3つの場面ごとに、新規と継続で扱いが違うことを示した図解

場面1:初めて自動車保険に入った

初めての契約は、通常6等級から始まります。

新規の6等級は、まだ運転の実績が分からない契約なので、割引ではなく割増になっています。新規の等級については自動車保険は何等級から始まる?新規契約の等級でくわしく紹介しています。

場面2:事故で等級が下がって6等級になった

例えば9等級の人が、保険金を受け取る事故を起こすと、3等級下がって6等級になります。

この場合は継続の6等級です。1〜6等級は無事故・事故有の区分がないので、参考純率の例では13%割引になります。

6等級で1等級ダウン事故を起こしたら

継続の6等級の人が、台風や盗難などで車両保険を使うと、1等級ダウン事故として5等級になります。

参考純率の例では、5等級は2%割引です。13%割引の6等級から少し下がる程度ですが、等級アップの1年分も失うので、次の年は7等級になれたはずの人が5等級になる、という差になります。

場面3:一度やめて入り直した

前の契約を解約して、中断証明書をもらわずに時間がたってから入り直すと、新しい契約の扱いになることがあります。

ただし、前の契約が1〜5等級などの低い等級だった場合は、その等級を引き継ぐ仕組みがあります。入り直しで低い等級を6等級に戻すことはできません。

よくある勘違い

「6等級より下がったら、解約して新しく入れば6等級に戻れる」と考えるのは間違いです。保険会社や共済の間には、1〜5等級などの契約を確かめ合う制度があります。

6等級と16等級・ほかの等級ではどのくらい違う?

先に結論

基準の保険料を100とすると、参考純率の例で新規の6等級は103、継続の6等級は87、16等級の無事故は46です。6等級から10年無事故で16等級になると、割引はかなり大きくなります。

『6等級と16等級では、どのくらい差があるの?』と気になりますよね。

割増引率を、基準を100とした数字に置きかえて比べてみます。実際の保険料はほかの条件でも変わるので、目安として見てください。

等級と区分割増引率の例基準を100とした時
3等級38%割増138
6等級(新規)3%割増103
6等級(継続)13%割引87
7等級(無事故)27%割引73
12等級(無事故)50%割引50
16等級(事故有)32%割引68
16等級(無事故)54%割引46

新規の6等級と16等級の無事故では、2倍以上の開きがあることが分かります。16等級でも事故有だと32%割引なので、無事故とはかなり差があるんです。

6等級で保険を使う前に比べてみたいこと

6等級の人が3等級ダウン事故で保険を使った場合と、使わなかった場合を、基準を100とした数字で3年分並べてみます。

年保険を使わなかった場合3等級ダウン事故で使った場合
翌年73(7等級 無事故)138(3等級)
2年目62(8等級 無事故)107(4等級)
3年目56(9等級 無事故)98(5等級)

3年分を足すと、使わなかった場合は191、使った場合は343です。割増の等級に入ると差がとても大きくなるので、修理費の見積もりと保険料の差を見比べてから決めてみてください。

全部の等級の割引率は等級別の割引率一覧|事故有・無事故で何%違う?にまとめています。

6等級の保険料を見直すポイント

先に結論

6等級のうちは等級の割引が小さいので、等級以外の条件を見直すと保険料が変わりやすくなります。年齢条件・運転者の範囲・車両保険・車の型式の4つを見てみてください。

『自動車保険の6等級で安くする方法はあるの?』と思いますよね。

等級はすぐには変えられませんが、ほかの条件は自分で選べます。参考純率の区分をもとに、見直すポイントを並べてみます。

6等級の人が見直すポイント
  • 年齢条件:運転する人の一番若い年齢に合っているか
  • 運転者の範囲:実際に運転する人だけに絞れないか
  • 車両保険:車の値段と保険料がつり合っているか
  • 車の型式:型式別料率クラスでも保険料は変わる
6等級の人が保険料を見直す4つのポイントをまとめた図解

安い保険料だけで選ばないために

6等級のうちは、少しでも安い自動車保険を探したくなりますよね。

ただ、保険料の安さだけで選ぶと、対人・対物の金額や車両保険の範囲が足りないこともあります。比べる時は、補償の中身をそろえたうえで保険料を見るのがおすすめです。選び方は安い自動車保険の選び方|保険料だけで決めない確認ポイントでも紹介しています。

軽自動車の6等級の保険料

軽自動車の6等級の保険料も、等級の考え方は普通車と同じです。

違うのは型式別料率クラスで、軽四輪乗用車は7クラス、普通・小型乗用車は17クラスに分かれています。新しく発売された軽の型式は、一律でクラス4から始まると説明されています。

見るところ軽自動車普通・小型乗用車
型式別料率クラス7クラス17クラス
最大と最小の差約1.73倍約4.30倍
等級の仕組み同じ同じ

年齢条件は差が大きい

参考純率では、年齢条件の3区分(全年齢・21歳以上・26歳以上)の間に約3.00倍の差があると説明されています。

6等級で若い人が運転する場合は、年齢条件の選び方で保険料が大きく変わります。くわしくは年齢条件とは|全年齢・21歳・26歳・35歳以上の選び方を見てみてください。

6等級からどう上がっていく?

6等級から無事故で1年ずつ上がると、等級と割引率はこう変わっていきます。割引率は参考純率の例です。

無事故の年数等級割引率の例(無事故)
1年後7等級27%割引
2年後8等級38%割引
4年後10等級46%割引
10年後16等級54%割引
14年後20等級63%割引

最初の2年で割引が大きく増えるので、6等級の時期の保険料の重さは長くは続きません。『今がいちばん高い時期』と考えて、無事故を積み重ねていきましょう。

補足

7等級からは、同じ等級でも無事故と事故有で割引率が分かれます。上がり方のくわしい話は等級の上がり方|毎年1等級ずつ・20等級になるまでの年数で紹介しています。

よくある相談:6等級の疑問

知恵袋などでよく見かける相談を、要約して取り上げます。

相談1:6等級から3等級ダウンしたら、保険料はどのくらい上がる?

「6等級で事故を起こして3等級になったら、保険料は一般にどれくらい上がるの?」という相談です。

参考純率の例では、継続の6等級は13%割引、3等級は38%割増です。基準を100とすると87から138になる計算ですが、実際の金額は保険会社や契約の条件で違うので、保険会社に見積もってもらってください。

3等級からは割増の等級なので、事故の翌年はかなり負担が増えることになります。保険を使うかどうか決める前に、修理費の見積もりと見比べてみてください。

相談2:6等級1年目で3等級ダウンしたら、その後はまた上がっていく?

「6等級の1年目に保険を使って3等級に下がったら、その後はまた6、7、8と上がっていくの?」という相談です。

はい、その後無事故なら1年に1等級ずつ上がります。3等級から4等級、5等級、6等級と戻るのに3年かかり、その後も7等級、8等級と上がっていきます。

相談3:6等級より下がったら、新しく契約すれば6等級から始められる?

「6等級以下になったら、新規で契約すれば6等級からスタートできるのでは?」という相談です。

いいえ、低い等級は保険会社や共済の間で確かめ合う仕組みがあり、入り直しで6等級に戻すことはできません。低い等級の保険料については1等級・低い等級の保険料|入れる保険と上げ方も参考にしてみてください。

保険料の負担で車のことを考え直すなら

6等級のうちは保険料の負担が重く感じやすいものです。保険料や修理費の負担をきっかけに、車を手放すことを考える人もいます。

その時は、下取りだけでなく買取店に売る方法もあります。古い車でも値段がつくことがあるので、先に今の車の相場を知っておくと判断しやすくなります。

手放したあとにまた車に乗る予定があるなら、保険の手続きも先に考えておきましょう。6等級のまま中断証明書の条件に当てはまらない場合でも、すぐ次の車に乗るなら車両入替で今の契約を続けられることがあります。

手放す前に決めておくこと
  • 保険は解約・中断証明書・車両入替のどれにするか
  • 次の車にすぐ乗るか、しばらく乗らないか
  • 複数の店の査定額を比べて、今の車の相場を知る

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

6等級の割引率は?

参考純率の例では、新規の6等級は3%割増、継続の6等級は13%割引です。実際の割引率は保険会社・商品によって違います。

16等級の割引率は?

参考純率の例では、16等級の無事故は54%割引、事故有は32%割引です。

6等級で車両保険を付けると高い?

車両保険を付けると、その分の保険料が加わります。車の今の値段と保険料のつり合い、全損になった時に自分で買い替えられるかを考えて決めてみてください。

6等級から7等級になるには?

1年間、保険を使う事故がなければ、次の契約で7等級になります。7等級からは無事故と事故有で割引率が分かれます。

まとめ

この記事の要点
  • 6等級の保険料は条件で大きく変わり、一律の金額はない
  • 新規の6等級は3%割増、継続の6等級は13%割引(参考純率の例)
  • 6等級になる場面は、初めての契約・事故で下がった時・入り直した時
  • 低い等級は入り直しで6等級に戻せない
  • 6等級のうちは年齢条件や車両保険など等級以外の見直しが効きやすい

自動車保険の全体像は自動車保険とは|任意保険の補償と選び方をやさしく解説で紹介しています。

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自動車保険ナビ 編集部

自動車保険(任意保険)の補償と特約、等級の仕組み、保険料の決まり方、見積もりと乗り換え、事故の時の流れ、車を買い替える・売る・手放す時の保険の扱いまで、公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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