自動車保険の見直しポイント|車・家族・使い方が変わった時

保険証券とチェックリストが置かれた机、自動車保険の見直しを解説する記事のアイキャッチ

当サイトは日本損害保険協会・損害保険料率算出機構・国土交通省・金融庁など公的機関や業界団体の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。特定の保険会社・保険商品を勧めるものではありません。補償の内容・特約・保険料・等級の扱い・手続きは保険会社や契約によって異なり、制度は改定されることがあります。実際の補償や条件は、ご契約の保険会社・代理店の約款や重要事項説明書で確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

『毎年なんとなく同じ内容で更新しているけど、このままでいいのかな』と思ったことはありませんか。

結論から言うと、自動車保険の見直しは、更新の時と、車・家族・使い方のどれかが変わった時にするのがおすすめです。変わったのに条件を直さないと、いざという時に補償されないこともあるからです。

確かめる順番は、まず保険証券で今の補償と運転する人の範囲を見る、次に去年から変わったことを書き出す、最後に保険会社に条件の変更と保険料を聞く、です。

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目次

自動車保険の見直しはいつする?2つのタイミング

先に結論

見直しのタイミングは「満期の更新の時」と「生活が変わった時」の2つです。生活の変化によっては、満期を待たずに保険会社へ知らせる必要があります。

『見直しって、満期の時にまとめてやればいいんでしょ?』と思いますよね。

もちろん更新の時は見直しの大事なタイミングです。ただ、運転する人の年齢や範囲、車の買い替えなどは、変わった時点で保険会社に知らせる必要があるんです。

タイミングどんな時やること
満期の更新の時1年に1回補償全体を見直し、保険料を比べる
車が変わった時買い替え・手放す車両入替・中断・解約を決める
運転する人が変わった時家族が運転し始めた・運転しなくなった年齢条件・運転者の範囲を直す
使い方が変わった時通勤に使い始めた使用目的を届け出る
住所が変わった時引っ越し住所を届け出る

更新の段取りは自動車保険の更新手続きで、時期ごとにまとめています。

知らせないと補償されないことがある変更

日本損害保険協会は、運転者の年齢条件の変更、運転者の範囲の変更、車の買い替えは保険会社への通知が必要だと説明しています。怠ると、変更前の条件が使われ、保険金が払われない場合があります。

用途車種や登録番号、使用目的の変更も、遅れずに知らせる通知事項です。

途中で条件を変えた時の保険料

満期の途中で条件を変えると、保険料が増えたり、戻ったりすることがあります。

日本損害保険協会によると、変更で事故のリスクが高くなる場合でも、保険会社が引き受けられる範囲なら、追加の保険料で契約を続けられます。差額は、その変化が起きた日を基準に計算されます。

『満期まで待ったほうが手続きが楽そう』と思うかもしれません。ただ、運転する人や車が変わったなら、待たずに知らせておくほうが安心ですよ。

よくある失敗

家族が運転し始めたのに、年齢条件や運転者の範囲を直さないまま事故を起こしてしまうケースです。運転する人が変わったら、満期を待たずに連絡しましょう。

生活の変化ごとに見直す補償の一覧

先に結論

見直す補償は、何が変わったかで決まります。家族の変化なら年齢条件と運転者の範囲、車の変化なら車両保険と入替、使い方の変化なら使用目的が中心です。

『どこを見直せばいいか分からない』という声はとても多いです。

そこで、よくある生活の変化ごとに、見直す補償と確かめることを一覧にしてみました。

生活の変化見直す補償・条件確かめること
子どもが運転し始めた年齢条件・運転者の範囲運転する人のうち最も若い人の年齢
子どもが独立して運転しなくなった年齢条件・運転者の範囲範囲を絞れるか
結婚した運転者の範囲配偶者も運転するか
家族で車が2台になった特約の重なり弁護士費用特約などが2台で重なっていないか
通勤に使い始めた使用目的日常・レジャーから変更が必要か
新しい車に買い替えた車両入替・車両保険の金額入替の手続き、新しい車の価値
車が古くなった車両保険を付けるか・タイプ車の価値と保険料のつり合い
引っ越した住所の届け出通知先が古いままになっていないか
生活の変化ごとに自動車保険で見直す補償をまとめた図解

家族の変化は年齢条件と運転者の範囲

年齢条件は、運転する人のうち最も若い人の年齢で決めるのが基本です。設定できる区分は保険会社ごとに違います。

同居の親族以外が運転する場合は、年齢条件にかかわらず補償の対象になるのが一般的とされています。ただし運転者の範囲を絞っていると、その範囲外の人は補償されないことがあります。

年齢条件の選び方は年齢条件とはで紹介しています。

車の変化は車両保険の中身

車両保険の金額は、契約時の市場での販売価格に近い額が上限になります。車が古くなると、付けられる金額が下がっていきます。

保険料と、事故の時に出る金額のつり合いを見て、付け続けるか、補償を絞ったタイプにするかを考えてみてください。外す時の考え方は車両保険を外すタイミングが参考になりますよ。

2台目ができたら特約の重なりを確かめる

日本損害保険協会は、同居の家族がそれぞれ記名被保険者の2つの自動車保険に弁護士費用特約が付いている例を、補償が重なる例として挙げています。

重なっていても、片方の保険料が補償につながらない場合があります。くわしくは自動車保険に2つ入るとどうなる?で紹介しています。

通勤に使い始めたら使用目的を届け出る

転職や異動で、車で通勤するようになることもありますよね。

日本損害保険協会は、日常・レジャーの使用から通勤・通学の使用に変えるような使用目的の変更を、遅れずに知らせる通知事項の例に挙げています。使用目的の区分の名前や保険料への影響は保険会社によって違うので、変わった時に問い合わせてみてください。

引っ越したら住所も届け出る

契約者の住所や通知先の変更は、通知義務ではありません。ただ、遅れずに連絡する必要があるとされています。

連絡しないと、満期の案内など保険会社からの大事なお知らせが届かなくなります。引っ越しの手続きの一つとして、保険会社にも連絡しておきましょう。

自動車保険の見直しの手順と、比べる時の注意

先に結論

見直しは「今を知る」「変化を書き出す」「条件を直して見積もる」の順で進めます。保険会社を比べる時は、補償をそろえてから保険料を見るのがポイントです。

『見直したら保険料が下がるなら、やってみたい』という方も多いはずです。

ただ、保険料を下げることだけを目的にすると、必要な補償まで削ってしまうことも。まずは今の契約を知るところから始めましょう。

自動車保険の見直しの手順
  1. 保険証券で補償の中身・運転する人の範囲・等級を確かめる
  2. 去年から変わったこと(家族・車・使い方・住所)を書き出す
  3. 変わったことに合わせて条件を直す
  4. 今の保険会社で、直した条件の保険料を確かめる
  5. 必要なら同じ条件で他社の見積もりも取って比べる
自動車保険の見直しの手順を5つのステップで示した図解

見直しの前に手元に用意するもの

見直しを始める前に、次のものをそろえておくと、保険会社とのやりとりがスムーズです。

用意するもの何に使うか
保険証券今の補償・等級・満期日を確かめる
車検証車の情報と所有者を確かめる
運転する家族の年齢のメモ年齢条件と運転者の範囲を決める
免許証免許証の色を確かめる
車の使い方のメモ通勤・通学に使うかを伝える

比べる時にそろえる項目

保険料を比べる時は、次の項目をそろえないと、差が補償の違いなのか分かりません。

見積もりでそろえる項目
  • 対人・対物の保険金額
  • 人身傷害の金額と、車に乗っている時だけか
  • 車両保険の有無・タイプ・自己負担額
  • 年齢条件と運転者の範囲
  • 付けている特約(名前と中身は保険会社で違う)

『他社のほうが安かったから乗り換えよう』と決める前に、補償が同じかどうかを見ておきましょう。乗り換えの注意点は自動車保険を乗り換えるデメリットで紹介しています。

代理店での見直しの頼み方

代理店で入っている場合は、担当者に見直しを頼むこともできます。

「家族の運転の状況が変わったので、条件を見直したいです」

「分かりました。運転される方の年齢と、車の使い方を教えてください」

変わったことをメモしておくと、話が早く進みますよ。

今の車を手放すなら、見直しと一緒に考えたいこと

先に結論

見直しの中で「この車に乗り続けるか」を考える人もいます。手放すなら、保険の解約・中断証明書・車両入替のどれにするかを先に決めておきましょう。

車が古くなって、『車両保険を払い続けるより、手放したほうがいいかも』と思うこともありますよね。

車両保険の保険料が車の値段とつり合わなくなった時は、車両保険を外す人もいれば、車を乗り換える人もいます。事故で全損や水没になった時も、修理するか手放すかを比べることになります。

手放した後保険の手続き
すぐ次の車に乗る車両入替で今の契約を続ける
しばらく車を持たない解約して中断証明書を取れるか確かめる
もう車に乗らない解約する(自賠責は廃車の時に別に手続き)

中断証明書は、一般的に7等級以上で最長10年間、等級を残せると国民生活センターの資料で紹介されています。条件は保険会社によって違うので、手放す前に確かめておきましょう。

売り方は下取りだけではない

車を売る方法は、次の車を買うお店での下取りだけではなく、買取店に売る方法もあります。

古い車や走行距離の多い車でも、値段がつくことがあります。複数の店の査定額を比べると相場が分かり、乗り続けるか手放すかを判断しやすくなります。

名義変更の手続きは、お店が代わりに進めることが多いですが、お店ごとに違います。売った後の保険は車を売ったら自動車保険はどうする?で紹介しています。

自動車保険の見直しで知恵袋によくある相談

先に結論

知恵袋では「補償の中身がよく分からない」「一般的な内容を知りたい」という見直しの相談がよく読まれています。自分の家族と車の使い方を基準に考えるのが近道です。

ここでは、自動車保険の見直しについて多く読まれている相談を要約して紹介します。

「補償内容の見直しで、どれを付けるか迷っている」

いちばん多く読まれていた、補償の選び方に迷う相談です。

迷った時は、補償を「相手への賠償」「自分や同乗者のケガ」「自分の車」の3つに分けて考えると考えやすくなります。相手への賠償は手厚く、自分の車の補償は車の価値とのつり合いで考える、という順番がおすすめです。

「一般的な補償内容が分からない」

周りがどんな内容で契約しているか知りたい、という相談です。

『みんなと同じにしておけば安心』と思いがちですよね。ただ、運転する家族や車の使い方は人それぞれなので、他の人の内容がそのまま合うとは限りません。

「同乗者のケガの補償は付けておくべき?」

自分や家族などの同乗者のケガや死亡の補償を付けていないが、必要かという相談です。

人身傷害保険は、契約の車に乗っている人が死傷した時の補償です。約款の基準で計算した損害額を、過失による減額をせずに自分の保険会社から受け取れます。

搭乗者傷害保険は、相手からの賠償金とは別に決まった額が払われるものです。すでにどちらかが付いているかを証券で見てから考えると、重なりを避けられます。補償の範囲は人身傷害保険とはで紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

自動車保険の見直しはいつするのがいいですか?

満期の更新の時と、車・家族・使い方が変わった時です。運転する人や車が変わった時は、満期を待たずに保険会社へ知らせましょう。

見直しで保険料を下げるには、どこから見ればいいですか?

まず年齢条件と運転者の範囲が今の家族に合っているかを見てみてください。そのうえで車両保険のつり合いを考えると、必要な補償を削らずにすみます。

見直しの途中で補償を変えることはできますか?

できる場合が多いです。条件によって保険料の追加や返金があるので、変えたい内容を保険会社に伝えて確かめましょう。

家族の車にも同じ特約を付けたほうがいいですか?

弁護士費用特約などは、家族の2つの契約で補償が重なる場合があります。補償される人の範囲を見て、重なっていないか確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 自動車保険の見直しは、更新の時と生活が変わった時の2つのタイミングで
  • 年齢条件・運転者の範囲・車の買い替えは、変わった時点で保険会社に知らせる
  • 家族の変化は年齢条件、車の変化は車両保険、使い方の変化は使用目的を見る
  • 他社と比べる時は補償をそろえてから保険料を見る
  • 車を手放すなら、解約・中断証明書・車両入替のどれにするかを先に決める
自動車保険ナビ

自動車保険ナビ 編集部

自動車保険(任意保険)の補償と特約、等級の仕組み、保険料の決まり方、見積もりと乗り換え、事故の時の流れ、車を買い替える・売る・手放す時の保険の扱いまで、公的機関や業界団体の公開情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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